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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

ハッピーエンドに変えようか

なかまくらです。

夏休みも後半戦に入り、あまり時間はなさそうではあるのですが、

戯曲ブームが来ています。

新しいのを書くのもよいのですが、大学の学部を卒業してから書いた戯曲が、

あんまりハッピーエンドじゃない作品が多いのですよ。


物語としては、そのときどきの私自身を映し出していると思うし、

好きなんですけど、最後、手放しでハッピーに終われない話ばかりに。

そんな、ひどいバッドエンドではないけれど、・・・という感じ。


読み返せば面白いし、当時はそれでもいいと思いましたが、

実は、この夏に、

「はりこの虎の穴」という戯曲投稿サイトに投稿してあった作品を、

愛知県と滋賀県の高校の演劇部が上演してくれました。


それで、思ったのは、「なぜ、そのお芝居を選んで上演してくれたのか」

ということ。


とはいえ、思ったことを、簡単に一言で言えないから、物語なんてものを書いて、

1万文字も2万文字も書いて、その想いの輪郭を描写することで、

それを間接的に表そうとするわけです。

けれども、伝えたいことは何か? そのお芝居を通して何を学んでいくのか?

・・・職業病ですね。


演劇は、効率の悪い表現方法だと思います。

1つの舞台を、作り上げるのに何か月もかけて、練習して作り上げて、

1回~3回くらい上演したらお別れです。

ましてや高校生は、その短い部活生活の期間を費やすのですから、

もし、上演してくれるなら、楽しくてハッピーで、だけど、

考えれば考えるほど、想いに溢れた・・・

そんなお芝居を渡せたらいいな、と。





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