なかまくらです。
2004年に高校生になって、文学部に入ったことで、始めた創作活動ですが、
ついに20年、続いてきました。
続けてこられたのは、読んで感想をくれる人がいたり、一緒に作っている人がいたからです。
超短編小説会の皆さんや、はりこのトラの穴で戯曲をダウンロードして、
日本のどこかで上演してくれたりとか、です。感謝感謝です。
さて。社会人になって、なかなか書けないなあと思いつつ、
忙しいその時にこそ書けるのだから、不思議なものです。
思いが積もって、時々溢れて、物語という形をとるのでしょうね、私の場合は。
推移を調べてみると、以下のような感じでした。

全体が灰色、青色が小説、朱色が戯曲の累計数です。現在283作品です。
戯曲は作品数がほとんど伸びていないように見えますが、単独で見ると、
以下のような感じです。
少しずつ、増えてはいっているのです。ええ。
小説は、そのとき思った社会のあれこれや、美しいと思ったり、面白いと思ったものを
書いているのですが、戯曲は、それに加えて、1作品ごとに、その時々の自分の抱えている
問題を登場人物たちが、考え、答えを導きだしていこうとします。そのプロセスこそが、
戯曲なのだと思っています。
そして、できれば、戯曲らしくない戯曲を生み出したいものです。
演劇っていうと、なぜだか、障害のある兄弟が出てきたり、
年老いた親とどう付き合ったらいいか、とか、友人を裏切ってしまったとか、
家族が詐欺に遭ってしまったとか、そういう、邦画のもつ、文学的なものから
抜け出せない感じなんですよね。
裏返したいのですね。エンターテイメントだけど、心に響くものが書けたらいいな、
と、これからも頑張っていこうと思います。たまにはそんなお話。
おわり。