なかまくらです。
最近思うこと。
「今から、自分の自慢をしてください。」
・・・・そう言って、自慢できることがある人が、今の社会にどれだけいるんだろう、と思ったのです。
昨日のバイトで、スタッフ紹介という企画で、「自分のプチ自慢をしてください」というのがありまして、ふむ、と。
子どももそう。中学生とか、高校生とか。
アイデンティティーなんていう厄介だけど生きていくにはどうしたって必要なそれを無事に獲得するために自慢というのはきっと必要不可欠なんだと思うのです。
自分はこういう人間だ。こういう部分では他人に認められている。
そういう何か。
それは、私であったら、
水泳であったり、戯曲や小説が書けることだったり、であるはずなんですが、
でも、それって、実はすごい頼りないものです。
社会的に観れば、自分より早く泳げる人なんて5万も10万も100万だってたぶん簡単にいるわけで、
戯曲が書けるといったって、所詮、趣味の域を出ないし、
ただ、今の、ここにいる間だけなんとなく通用してるみたいに見えるものでしかないのですね。
そこから離れたら、おしまい。
あのね。
自慢できるものってありますか?
例えば、「私は音楽が好き!」
「あ、私もその音楽が好き!」
「友達になれるね!」「友達になろうね!」
・・・友達は出来ます。音楽が2人をつなぎます。
でも、繋ぐことしかしないはず。
繋いで、それで、どうするかは、その人たち次第。そのアイデンティティー次第だと思うのです。
それがなんとなくないまま周りとなんとなくあわせて上手く生きていく人って、いるんですかね。
私には耐えられないのだけれど。
それで、悪ぶったりする人もきっといるわけですが、
それはきっと自慢できることじゃない。努力して悪くなるわけじゃないから。
一般にすごーいとは言ってもらえない。
社会のルールの中で認められていることしかすごくないんでしょうね。
あ、
円周率が11桁まで言えるようになったよ(プチ自慢?)