なかまくらです。
働き方改革(笑)。
恐ろしいことが平然と述べられているのが恐ろしい。
この前の教育新聞の記事に、
一般の経営コンサルタントの人が、学校の先生の働きぶりを見て、
・ 生徒のためだと言って、無尽蔵に仕事をするのが悪い。
・ 直接コミュニケーションをとって対話をしないといけないと思っているのが悪い。
・ ICT化が遅れているのが悪い。
と、評した、ということが書かれていました。
愕然。
あ、でも、職員会議で、勤務時間を減らそう! という提案が出て、
減らすために、
「みんなで帰る日を決めましょう!」
「ICTを活用してみよう!」
と、言っていたのを思い出しました。
方向性は一致しているのか・・・。
でも、残念ながら、何を言っているのかわからないレベル。
絵に描いた餅を、焼いて食べようとでもいうのだろうか。
あのですね。
まず、
① 予算がつかないのが悪い。
子どものために無尽蔵に仕事をしちゃう教員が悪い。
⇒ 無尽蔵に仕事をしてくれるような(しかもほぼただ働き)人間を
悪いと称する意味が分からない。そんな働き方をすると、希望者
がいなくなる? だったらもっと高給にすればいいのに。
② 直接コミュニケーションを取らないで何が伝わるのか。
⇒ Skypeでやれとでも?笑
③ ICTのソフトはだれが開発するのか。
⇒ ICTは確かに便利・・・かもしれない。けれども、それを作り出すのが、
現場の教員ならば、その先生はものすごい働いて、それを開発しないと
いけない。我々も欲しいと思っていますよ。朝、出欠状況をタブレット
に入力しただけで、出欠の記録が完了するシステムがあるなら。
ここからは、最近勝手に私が思っていることです。
業務を減らす方法は、これっきゃないと思っているくらいです。
① 定期テストの廃止
⇒ もはや、これをやればすごいことが起きると思うのに。
「あそこの高校はテストがないらしい・・・」というだけで生徒が集まるかも。
テスト前に、テスト範囲が終わってしまったから・・・といって突入する
自習の日もいらないから、どんどん進められる。
さらにテスト返却の分も合わせれば、合計3回/テスト だから、
テストが年5回だとすると、15回授業が増える試算です。
生徒も少しのんびり勉強できるはずです。
② 3学期制の廃止
⇒ そもそも、成績をつけるのが、大変なんですよ。
だから、1回でも少ないほうがいいのにな。
③ 修学旅行の廃止
⇒ 昔は、お金がなくて旅行もいけない子どものために・・・と、
修学旅行というものは始まったそうです。
でも、もう役割は果たしたんじゃなかろうか。
遠足でいいんですよ、遠足で。
④ 紙で出す書類の削減
⇒ 恐ろしいことに、朝の打ち合わせ要旨は毎日、印刷をして配られます。
タブレットにできないものでしょうかね。
出張の伺いの書類ですが、最初に、その出張の目的を要項を管理職に渡して、
見てもらいます。その後、出張用の書類をネット上の決められたフォームで
で作って、それを印刷してハンコを押して完成。提出になります。
・・・なに、この作業。
まだまだたくさんある気がしますが、
誰が動けば変わるんでしょうね~。誰かこの現状を変えてほしいですね。