なかまくらです。
時代の一番最後を歩くような遅さでICT化が進められていた学校教育ですが、
突然、いろいろと動き出しているようです。
長引く臨時休業によって、動画授業を始めている学校もあるようです。
とりあえず、独自に設備を整えて私も始めてみました。
地方の公立高校が、そろそろ気づかないといけないことは、
私立高校と公立高校の立場が逆転しうるということ。
公立高校だから、別に今まで通りにやってれば、公立のほうが安いから、
学生はちゃんとやってくるだろう、と。
そうやって胡坐をかいている間に、私立高校無償化が決定。
私立はそこからお金を取るわけですが、お金を取って、
塾と提携! 優れた先生の授業が受け放題! とか、
最先端の授業やってます! ひとり1台iPad! 英語授業! とか、
そんな感じになっていまして、
しかも、それをYoutubeとかでバンバン発信するものですから、
なにぃ!? ならば、こっちだって!
と思うと「いやいや、ダメに決まってるでしょ?」 とストップがかかる。
まあ、わかりますけどね。何かあったら責任誰がとるのよ!?
という話に収束していって、
ああそうですか、まあ、公務員なんでそういうなら、別に無理してリスク負わなくても。
で、やる気がなくなってやらないいつものパターン。
ただ、このままではマズいということは、親方には早めに気づいてほしいものです。
少子化は進んでいますし、定員割れもどんどん進んでいます。
で、機械的に定員が割れたら、募集人数を減らす、を繰り返していく。
お金が安いから、と公立に来る学生が増えれば増えるほど、
子どもにお金をかける余力はないわけで。
そうすると、毎日学校来るだけで精いっぱいです! 偉いぞ~。
みたいな場所になっていく。そういう学校も必要だけど、高等教育なんですよ、一応。
できなくてもいいよ~、という場所じゃない。そうでないと、今度は出口が保証できない。
プラスONEの教育をするには絶対にお金が必要。
お金を毛嫌いするのはやめたほうがいいですね。お金はないと困るものだって、
ちゃんと教えてあげたほうがいい。高校だって、自由になるお金を手に入れる
ルートを確保しておいたほうがいい、と私は思うんですけどね。
だから、それぞれの高校が積極的に独自の特色を出して、それを広報していかないと、
いけないと思うんです。
だからこそ、この機会に、時計の針を進めなくちゃいけない。
そういう時だと思うのです。
今日はお休みです。何をしようかな。