1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

プレッシャー

なかまくらです。

新年度のプレッシャーが、今年は大きいように思います。

出来るだろう、ということで、新しく任された仕事がいつもより多いのです。

当たって砕けろ! の精神でやってきたことが多かったのですが、


砕けてもらっては困る、と言われてる気がして、勝手に苦しい。


たぶん何とかなる。準備もしている。早く始まってほしい。





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「ロスト・サイエンティスト 水が毒となった世界」観ました。

なかまくらです。

「ロスト・サイエンティスト 水が毒となった世界」観ました。



あらすじ

天才科学者のジェニファーは、水ウイルスによって、絶滅の危機に瀕している人類の

治療法を思いつく。ところが、彼女は過労やストレスからくる健忘によって、

その思いついた郊外の農場でのできごとをすべて忘れてしまう。

休め、と言われて、彼女はまるで初めて来たかのように、

再び農場での2日間を始めるのだった。


周囲の協力によって、なるべく同じ2日間を過ごした彼女であったが、

彼女は同じ思い付きができなかった。

しかし、彼女が最後に真実を告白したときに奇跡が起こった。


というようなお話でした。

展開はありがちで、終盤までの展開は始まって15分くらいのところで

読めてしまいましたが、それでも、最後の20分くらいは、

彼女の周りの人間が彼女を思う気持ちや、彼女が周りの人間を思いやる気持ちが、

奇跡を起こしてくれたようで、なかなか良い結末でした。

おわり。





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「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」観ました。

なかまくらです。

「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」観ました。



仮面ライダーガヴのTVシリーズが終わりまして、

映画です。Vシネです。Vシネは、サブキャラの深堀りみたいな作品です。

仮面ライダーガヴは、お菓子がモチーフの仮面ライダーというポップな設定から、

闇菓子(中毒性のあるお菓子)を使って怪人を牛耳る組織、闇菓子の原料として母親を攫われ改造人間として復讐を誓う2号ライダー、闇菓子の組織の息子である主人公、というダークな設定がガッチリ嚙み合って、カタルシスへ向かっていく・・・という令和の仮面ライダーシリーズで初めて面白かった作品でした。

というわけで、劇場版も観に行ったのでした。

あらすじ。

2号ライダーの絆斗は、改造人間になるために取り込んだ怪人の器官による体の不調に苦しんでいた。そんなとき、腕のいい闇医者に出会う。同じ頃、大統領ボッカ・ジャルダックに復讐を遂げるため、残された最後の扉から人間界にグラニュートが現れる。その戦いの最中、体調が急変し、いよいよ絆斗は手術を受けなければ命の危機という状況になる。だが、その戦う力は、まだ大切なものを守るために必要で、絆斗は、根性を武器に戦いに身を投じるのだった。結果として、大量の服薬で症状を抑えられるとのことで、手術をせずに、生活をしていくことになった。絆斗は、自分が大統領を殺したりとか、そうしたいろいろなやってきたことの結果としてある、このグラニュート器官も、全部背負って生きていきたいんだ、と言って、映画は終わります。


いやー、面白かったです。

良くできていました。香村さん脚本、素晴らしいですね。

いままで、仮面ライダーの映画では、

ドライブのサプライズフューチャーが大好きだったのですが、

ガヴのギルティパルフェも並び立つほど、良い映画でした。

絆斗にフォーカスを当てつつも、ガヴもブラムもちゃんと活躍してますし、

大統領の娘リゼルのその後とか、みんなのその後が丁寧に描かれていて、

良かったです。ハピパレのセットは、借りられなかったみたいで、

グリーンバックで撮ったのがすごく分かる感じでした笑

それから、思い出を語ると、

ラストの、絆斗がチョコレートパフェに変身するシーンは胸が熱くなりました。

ぼろぼろの身体を押して、守るために現れるのです。

お約束展開ですが、ヒーローとはかくあるもので、良いものです。

凄いパワーアップをしても、戦い方は相変わらず、泥臭くて、それもまた良い所。


楽しめました。おわり。





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「ラ・ジュテ」観ました。

なかまくらです。

「ラ・ジュテ」観ました。Youtubeで無料公開されていました。



あらすじ。

第三次世界大戦が起こり、もはや人類の文明がどうしようもなくなってしまった近未来で、

恐ろしい実験が行われていた。

これは子どものころに観たイメージに取りつかれた男の話だ。

人類は、過去あるいは未来に助けを求めるために、

特殊な装置を用いて、別の時代のある場面に人間を送り込むことを考える。

多くの人間はその負荷に耐えられず、廃人となったが、

その男は、子供のころに観たその強いイメージに出てくる女性に会うことができた。

それから何度も実験は繰り返され、男は女性と断片的に再会を繰り返す。

その実験成果から、今度は未来へと男は送られることになる。

未来からの支援を受け、もはや実験は必要がなくなったとき、

男には報酬が贈られた。

未来か過去のあるときへと移住を許されるのだった。

男が選んだ結末とは・・・。


というようなお話でした。

この映画、ナレーションと写真で進行する映画なのですが、

この作品の短編SF小説といった趣と、画が非常にマッチしていて、

引き込まれる作品でした。

おわり。





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【小説】スメル

なかまくらです。


蔵出し公開です。SFです。どうぞ。

「スメル」
                              作・なかまくら


 例えば、だ。例えばの話をしよう。密閉された部屋を思い浮かべてほしい。狭い部屋だ。ロッカールームよりは広い。だが、電話ボックスよりは狭い。そんな部屋に、男が2人、閉じ込められている。片方は君で、もう一人は見知らぬ男だ。男は突然、苦しそうな顔をする。顔を真っ赤にして、しばらく何かを我慢している様子だったが、やがて観念した様子になった。それから、ぷすーっと、音がして、男は穏やかな顔になった。最悪だ、すかしっ屁だ。君が気付いた時にはにおいは狭い部屋に充満している。ニンニクと脂に塗れた何かの後味の残る、吐き気を催す、最悪の臭いだった。食べたときの男はさぞかし幸福だっただろうが、その結果がこれである。これは、例えばの話だが、そうだな・・・世界は、狭くなりすぎた、と言っていい。
「駄目だ・・・バニラ味、最悪だ・・・」 リンバマがそう悪態を吐くと、隣を歩くグロックが笑う。
「だから、安モンは駄目だって、言っただろ? 安い空気は、においをさらに強いにおいで誤魔化してるだけで、清浄化の工程をちゃんとやってねえんだから」 そう言って、グロックはコーラ味の空気ボトルを吸う。
「ほら、炭酸が入ってる分、ちょっとましだから、これ、吸ってみろ」 グロックに渡された空気ボトルから、コーラの甘ったるいフレーバーの空気がリンバマの肺に流し込まれる。続いて、炭酸特有の爽快感。
「良くはない」
「贅沢言うなら、もうやらん」
「あっ・・・」
地球は、臭いを処理しきれなくなっていた。スモッグに覆われた空は紫外線を十分に通さず、臭い分子が物体に付着して汚れとなって臭いを失うよりも、飲食店の調理臭や、工場から漏れ出す化学物質の臭いが放出される速度が上回ったとき、世界は臭いを処理できなくなった。自動車は緩やかに電気自動車へと移行したが、臭いは収まらなかった。富裕層は、こぞって、高層ビルを買い漁り、高層階への脱出を試みた。そして、臭いを管を使って下層に排出し続けるのだが、臭いは次第に、その高層階さえも、飲み込みつつある。森林浴などという言葉はもはや、死語となりつつあり、すべてが、臭くなっていた。
「これ、もうダメかも分からんわ・・・」 リンバマがそう言うと、
「なんだよ、藪から棒に」 グロックが投げやりに会話を返した。
「人類は過信しすぎたんだよ、空気は無限だって思ってた。人間は同じ過ちを二度も繰り返したんだよ。21世紀の初めに、地球温暖化ってあっただろ?」
「ああ。」
「あれも結局、人類はいろいろやったけど、結局は、暮らしの豊かさを捨てることができず、中途半端な対策しかできなかった。人類が生き延びたのは、単に、地球の寒冷化の周期に助けられただけだったんだ。そこが、人類の自然環境を制御できるという思い上がった思想の限界なんだよ。」
「お、おう・・・水、飲むか?」 グロックが渡した水を奪い取るようにして、受け取り、そして、飲み干す。
「だから、今度こそ、ダメかもしれない。人類は、臭いの排出量を抑えることができないでいる。このままじゃ、世界に、住める場所はなくなってしまう・・・。」 リンバマは、そう言って、沈黙した。
グロックは、遠くを眺めた。窓の外では、空気を清浄化する工場がフル稼働している。臭いを吸着するフィルターの交換は、ひっきりなしに行われている。フィルターは臭いの封じ込めのために、地下深くへ封入されるそうだ。それでも到底追いつかないらしい。
グロックは、アルコール交じりの臭い息を吐いた。吸った息も臭いのだから、大して変わらない。机上の空気清浄機がうなりを上げる。
最近では、人間の臭いを消す薬も開発された。
ただ、それを服用した人間は、人間性を失うらしい。
それは不気味なものだという。
グロックは、向かいの席に座る男・・・グラスの縁を擦(なぞ)っているリンバマを眺め、その憂いに共感しながら、臭い空気を吸った。





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