1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

システム手帳 ミニ5穴のリフィルを作ってみました。

なかまくらです。

かれこれ・・・・・・2年くらい前のことです。

システム手帳に変えたのです!

その時の記事がこちら⇒こだわりが魅力になる3

栃木レザーのカバーのとても素敵な一品、・・・思い出の品でもあるのですが、

ななななんと、リフィルが全然ない!


文房具屋さん ⇒ 売り切れ

楽天市場 ⇒ 売り切れ

amazon ⇒ 売り切れ


いや、ないことはないんですよ。別の種類のやつならね。

日本能率協会のBindexのWEEKLYのリフィルが欲しいんですよ。

クリーム色の紙がとてもお気に入り・・・だったんですが、

これがもーーー、全然手に入らない。

どうも、ミニ5穴というのが良くないらしい。

ほとんど取り扱いがないんですね~~。

ただ、このサイズだと、ポケットに悠々入るので、

このサイズじゃないと手帳なんてそんな几帳面につけようとか思いませんからね。

このサイズがいいんです。

・・・そうこうしているうちにも、どんどん買い貯めてあったストックが減っていく。

他のWEEKLYにすることも考え始めたある時・・・

あれ? 作ればいいんでない? しかも、デザインだって、自分で決められる。

・・・ということで、リフィル作りに乗り出したわけです(前置きが長いっ!

というわけで、デザインしました!


なんと言っても、

こだわりのポイントは、

曜日の 文字ですね~。

それぞれの惑星記号を

アルファベットに混ぜて

あしらっているわけです。

日付は、システム手帳なので、

曜日の上に自分で書く感じですね。


また、右下の天球儀みたいなのは、

これはですね、実は、私の家の

玄関に実際に飾ってあるものを

写真に撮って、取り込み、

加工したものです。

にやにやしちゃいますね。

さて、

紙は以前別の買い物をしたときについてきたMIDORIのMDペーパーを使います。





一枚は、普通のコピー用紙に印刷しまして・・・

5つ穴・・・どうするんだ。

穴あけパンチも買ってみましたが、思ったよりも穴がでかい。

そこで、

重ねて、穴をあけるところに、

印をつけて、

電動ドリルで、

・・・上からぶち抜きました。

それが、左の画像。

もちろん、綺麗な切断面とは

言い難いですが、

自作ですからね^^!

要は、このあと、印刷機に詰まらず、

ちゃんと手帳に収まればいいのです。



印刷成功( ↓ )



ちゃんと収まりました~~( ↓ )































いやはや、これはGOODですね。ニヤニヤしちゃいますね。


まだ、マンスリーとシンキングツールを作ろうと思っているので、

まだ楽しめますね。

それにしても、デザインをしたり、工作をするのってなんでこんなに

楽しいんでしょうね。





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2018年の映画鑑賞の記録

なかまくらです。

今日からまた仕事です。いろいろな2018年の総括もようやく終わり。

最後は映画です。

2018年も映画を観ました。

おそらくすべての感想は書いていないように思うのですが、

書いてあるものだけどうぞ。

「オリエント急行殺人事件」観ました。

「ミックス。」観ました。

「ゴッホ ~最後の手紙~」観ました。

「GATTACA」観ました(DVD)

「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」観ました。

「レディプレイヤー1」観ました。

「トップガン」観ました。

『GODZILLA 決戦機動増殖都市』観ました。

「ハンソロ」観てきました。

『GODZILLA 星を喰う者』観ました。

【ドラマ】「マリオ~AIのゆくえ」観ました。

「ボヘミアンラプソディー」観ました。


そんなわけで12本でした。

映画館で見た中では、

「ボヘミアンラプソディー」と「レディプレイヤー1」が面白かったですが、

DVDで観た「GATTACA」もかなり面白かったかなと思います。

いろいろ見逃したなぁ、という年でして、

「未来のミライ」とか、「聲の形」とか、観たかったけど見逃したのでした。

今年もまたいい映画に巡り合えるといいなぁ、と思います。

おわり。





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2018年観劇の記録

なかまくらです。

2018年も演劇を観ました。


第42回静岡県高等学校演劇研究大会(2日目)観てきました。

  ・ 『遠い声』


  ・ 『暮れないマーチ』


  ・ 『age17@h30.com』


  ・ 『天国(うえ)を向いて歩こう』


  ・ 『硬貨が落ちた隙間の向こう』


「ゲゲゲの先生へ」観てきました。


「しんしゃく源氏物語」観ました。



ちょっと数は少なかったですが、やっぱり演劇はいいですね。

楽しいものもいいですけれど、

真に心を揺らしてくれるのは、演劇だなぁ、と思うのです。

目の前で感情が動き、引きずられるように、自分の心も動く。

そんな共感的な体験ができる稀有な場だな、と思うのです。

やっぱり、イキウメの前川さんの舞台「ゲゲゲの先生へ」は抜群に面白かったです。

現実と虚構の世界が融けてまじりあっていくような錯覚に感嘆したものです。

また、「age17@h30.com」は、静岡城北高校演劇部の作ですが、平成の終わりと

その時代に生きている自分たちを見つめる、その時、自分たちにしかない感覚を

見せてくれた良作でした。

そんな2018年でした。2019年もお芝居を観に行きたいですね。





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2018年の創作決算

なかまくらです。

2018年も終わってしまいましたねー。

2019年もよろしくお願いします。

さて、2018年に書いたのは、次の通りです。


【小説】小さな指輪

【小説】うまくいかない

【小説】仇の肩のたたきかた

【小説】もうすぐ始まる

【小説】『ようこそ』が止まらない

【小説】タイムマシンの罠

【小説】ふつうではない

【小説】考えるのはもうやめた

【小説】取れない骨 ~地上編~

【小説】麦茶をもう一杯

【小説】バナナの皮殺人事件



というわけで、小説11作。戯曲も書こうかなぁ、としてみたのですが、

なかなか書けない1年でした。

あとは、「取れない骨」に時間がかかりすぎ(しかも1部までしか書けなかった)

な1年でした。

まじめな作品だと「小さな指輪」と「取れない骨 ~地上編~」

ふざけた作品だと「『ようこそ』が止まらない」と「うまくいかない」

がなかなかお気に入りです。

よかったら読んでみてくださいね。

2019年は戯曲も完成させたいですね(今書いてる)。





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【小説】仇の肩のたたきかた

なかまくらです。

去年書いたままになっていたのを公開しておきます^^

もうちょっと地続きの話になるはずが、ならなかったお話でした ̄v ̄;

どうぞ~。


「仇の肩のたたきかた」

                       作・なかまくら


あるとき瀧一郎は、施術士であった。
その指には自然と生命のエネルギーが集まるそうで、「まるで魔法のようね」と頼ってくるお客さんも多かった。瀧一郎は、自分の夢を追いかけ、そして少し老いたその手を見た。テーブルの上には小さな指輪が置かれている。かつて、自分に無限の勇気と力を与えてくれた指輪だった。「あなたの行く先にたくさんの幸福がありますように」と祈りを籠めて贈ってくれた指輪だった。
ある昼下がり、珍しく予約は入っていなかった。
ふうわりと、風が暖簾を押すようにして、ひとりの男が入ってきた。その男は、なんの風格もなく、それ故に、ただ者ではないように見えた。「回復施術の名士がいると、聞いたのだが」男が口を開くと、瀧一郎はなぜだか非道く血が騒いだ。ベッドの脇でいつも鈴の音を響かせてくれているスズツキ虫のスズキちゃんが、ひとつ、リーンと鳴いた。虫の知らせも届いた。
「私がそうです。どうぞ、そちらのベッドへうつぶせになってください」
瀧一郎は、動揺を隠そうと、心の中で童謡を歌う。あれまつむしが、ないている・・・。
うつぶせになった男に瀧一郎は昔の仕事道具のひとつである布をかける。男のつむじは、見たことのない回転力で渦巻いていた。そこで、瀧一郎の中で何かが、フラッシュバックして、「うががががっ!」そのダメージで、後ずさりをする。「やるな、・・・よ!」なんだったか、それは、忘れてはならない、ことのはずだった。
「全身くまなく、あざなく・・・むしろあざとく! のコースは今日はあるかな?」男の声に、ハッと我に返る瀧一郎。「あります」「では、よろしく頼む」男の背中は布越しにも傷だらけであるのがよく分かった。そして、内側、臓器や筋肉もボロボロであることが瀧一郎にはよく分かった。「お客さん、随分と疲れていますね」「ああ・・・そうだな。眠ってしまえたら、楽になれるのかもな・・・」「お仕事、ですか?」「まあ、そんなところだ」「・・・大変ですね」そう言いながら瀧一郎は、自分が無意識のうちに永眠の呪文をかけようとしていたことに気付いて、驚く。あの頃の自分のことはもう、思い出すことも少なくなってきていたというのに。だがしかし、もはや間違いないのだ。この男がそうなのだ。
あるとき瀧一郎の隣には女がいた。自分を疎外する世界で隣にいた女、小さな指輪、女、魔属への転生を決意させた女。その女にふさわしい男になったとき、女は反逆罪で、処刑台への階段を上っていた。
広場の前に集まった群衆を屋根の上から瀧一郎はしばし、見ていた。女の表情は、何故だか良く覚えていない。ただ、気が付いたら手にしたばかりの魔力を、ありったけ広場にぶち込んでいた。桶に水が溜まるように広場は浸水し、人間には到底受け止められないエネルギーに溺れて皆死んだ・・・はずだった! 一条の光が広場の中央から真っ直ぐこちらを貫く。「うががががっ!」そのダメージで後ずさりをする。「やるな、“勇者”よ」思わずニヤつく。うなじの特徴的な青年は、怒りに任せて広場から一足飛びに屋根へと飛び移り、ギラリとこちらを睨み付ける。「おまえぇぇ! なんてことをするんだ!」その表情は、だが、いま癒やしを求めやってきたこの男には、どうしても重ならなかった。ただ、男から伝わってくるのは、人々が暮らす世界、美しく悲しみもある、命のある世界、守るべきものを守ってきたその心であった。それから救えなかった命に対する、男のみっつの涙のわけも。いまは、瀧一郎も、その背中に乗っている・・・なぜだかそんな風に感じられた。
「・・・背中、温かいですね」瀧一郎は、そう声をかけていた。どうしたらいいのか、分からなかった。いいや分かってもいるのだ。
「温かい?」「ええ」行き場を探すエネルギーはいつしか溢れ、それは瀧一郎をも包んでいた。やることは分かっている。そう、臓器へ巡る血の循環、生命エネルギーの淀みを整えてやればいい。それだけで、快癒するだろう。
「よく言われるが、自分のことはいまいち自分でもよく分からないんだ」
男がそう言うのを聞いて、
「じゃあ、つぎ、肩のほうやりますね」
「いてててっ!」「強めの施術が売りですから・・・! ちょっと我慢しててくださいよ~」
せめて、最後に全力で叩いておいた。





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