1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「ムーンフォール」観ました。

なかまくらです。

「ムーンフォール」観ました。アマプラ独占配信。



デイアフタトゥモローやインディペンデンスデイで有名なローランドエメリッヒ監督の新作です。


あらすじ。

ハーパーは英雄的な宇宙飛行士であったが、事故で同僚をなくしてしまう。

しかし、ハーパーはその事故には未確認生物が絡んでおり、過失ではないと主張し、

宇宙飛行士としての立場を追われてしまう。

それから10年。家族とも離別し、酒浸りの日々を過ごしていた。

そこに、ハウスマンと名乗る男から連絡が入る。

月の軌道が急速に変化しているというのだ。

このままでは地球に衝突するが、NASAは取り合ってくれない。

月は、巨大な建造物で、その建造物に何らかの異常が起こっているのだとハウスマンは主張する。

荒唐無稽なそれを訴えるハウスマンをハーパーは、一蹴する。


しかし、SNSに拡散されたそれに対して、NASAが会見を開いたことで、

ハーパーは考えを変える。しかし、NASAを追われた身で何もできないハーパー。

そこに、かつてのクルーの生き残りが現れる。博物館に飾られたスペースシャトルで宇宙に行ってくれ。

敵性の宇宙生命体は電子機器の発する電磁波を感知して攻撃してくるため、電子制御なしで月へ近づける凄腕のハーパーの腕が再び必要になったのだ。

EMP爆弾を積んで月へ向かう3人。

月内部は白色矮星を動力源とする機械となっており、その中枢でハーパーは人類が別の星で栄えており、そのときに暴走したAIが機械生命体として今、地球の人類を滅ぼそうとしていることを知る。

月の技術も加わってパワーアップした宇宙船と爆弾で機械生命体を破壊し、

地球の危機は去りましたとさ


というお話でした。

ありがち! これぞB級!な映画でした。こういうテンプレのB級映画、嫌いじゃないです。

ハウスマンみたいな、オタクっぽいキャラクターが言っていたことのほうが本当は真実で、活躍する!みたいなのも、ほんとありがちなんですが、楽しい展開。

考えることもなく、ぼーっと最後まで楽しめました。


おわり。






拍手[0回]

青写真を描く

なかまくらです。

夏休みですが、今年はひたすら仕事を進めています。

転勤して、進学校に来たため、授業のプレッシャーが大きいのです。

生徒達の少なくない人数は1年生から塾に通っていますし、

授業で教えているところなんてずっと昔に終わっている生徒もいます。

塾に行っていなくても、講義の代わりに市販の参考書を読んでいたり、

配った演習プリントの代わりに、配った問題集をひたすら進めている生徒もいます。

さ、殺伐としているぞ!?

前任校では、今日は実験ですぞ!と実験したり、

ちょっと大変な証明をみんなで乗り越えるぞ! おーっ!

みたいな感じで授業を進めていたのに、

実験道具は何があるかまだ把握できていないし、

生徒は値踏みをするように授業を受ける感じ。もっと楽しみたいな。

と思う反面、確かに、私自身も当時、物理とか数学とか、

「ああ、この先生の授業はいいな」とか「この先生は合わないな、この教科は塾の先生の教えてくれた方法で行こう」とかやっていたので、そういうものなんだろうなという少し懐かしい感覚でもあります。

けれども、そのままにするのがいいわけではないので、

塾を部分的にでも上回る部分を作るしかない・・・。

そのためには、教材研究が大事で、「あ、今日は時間が来たのでここまでです」

ではもちろんだめで、「時間が来たから」ではなく「今日学ぶ予定のことが終わったから」授業が終わりになるようにしないといけない。

そのために、この夏休みは、およそ140回程度あると思われる「物理」の授業で毎時間どこまで進んで、どの問題を解いて、どんな課題を解決したいかをExcelで一覧表にする作業をしています。

完全に青写真。

けれども、青かろうがなんだろうが、なければ始まらない。

今日から34歳。30年後はこの仕事をやっていないのかも。

時間がない。やれることをやれるだけ、やるのです。そんな夏休みが来ています。





拍手[0回]

先を行く人5:入試問題に対する不勉強

なかまくらです。

転勤しまして、進学校におります。

そこで、教員人生で初めて入試問題と真剣に向き合う夏休みが来ています。

そして気づいたのは、全国の大学入試で着々と日常的な題材を取り扱う準備がされているということです。

共通テストでは、波の反射をダイヤモンドのカットの角度で取り上げていますし、

2次試験でも、測定機器を題材にしたりしているようです。


特に、面白いのが、単科大学です。

東京海洋大学では、頻繁に波や海をテーマにした題材が出ていますし、

東京慈恵会医科大学では、心臓を題材にした熱力学のサイクルの問題や、血液を超音波機器で測定するドップラー効果の問題なども出ています。

滋賀医科大学も、人体をテーマにした意欲的な入試問題を例年出題しています。


物理基礎ならできるけど、物理ではちょっと・・・なんて、甘ったれたことを思っていましたが、そうではないのですね。勇気づけられる思いがしました。

物理は骨董品ではなくて、世の中のいろんなものが実は物理的に考えることができるはずなのです。

その面白さを伝えられるように、夏休みは頑張って教材研究をしようと思うのでした。

おわり。





拍手[1回]

あっという間に

なかまくらです。

あっという間に時間がたちまして、夏休みに突入しています。

今年度は科学部と吹奏楽部に所属していますが、

どちらも大会シーズンで頑張っているところです。

さて、

あっという間と言えば、自宅のデスクトップPCの調子が悪いです。

富士通の ESPRIMO WD1/E2 ですが、最近買ったばかりな気がしていて、

注文履歴を調べると、2021年8月。・・・やっぱりね。

まだ1年も経ってないじゃない。なのに、しょっちゅう強制終了とは情けない。

保証期間の間に電話をしなくちゃなー・・・と思いつつ、

サポートデスクが17時までというホワイト企業クオリティ。

もう少し夏休みが進行すると、こちらもホワイトになるはずなので、

そこで電話をしようかな。






拍手[0回]

「砂漠」読みました。

なかまくらです。

久しぶりに小説を読もうと思いまして。

友人から面白いよ、と勧められた伊坂幸太郎の「砂漠」を読んでいました。



・・・あらすじを書こうと思ったのですが、彼らの麻雀をしたり、面白いところに突っ込んでいく大学生活を順番に追って行っても、この本の魅力は全然伝わらないな、と思うので今回はなし。
主人公は北村という男で、国立大学の法学部に入学した。彼はどこか冷めたところがあって、周りの行動を冷静に見ていた。そんな彼は、学部の歓迎会でギャハハと笑う鳥井、スプーン曲げができる南、クールビューティー東堂、そして遅れ馳せて空気を読まない平和の演説をかました西嶋と出会う。彼らとの日々はくだらなく、でもドラマチックで、北村は少しずつ変わっていく。そんな彼らの大学生活を描いた本でした。

この本は、なんといっても、西嶋がかっこいい。

彼はカッコよくないけれど、堂々としていて、

言ったことはやるけれど、べつにカッコよくはない。

けれど、それがすごくいい。

目の前に困っている人がいたら、助けるけれど、それだったら全部の人を助けないと偽善じゃないか・・・なんて考えない。それは目の前に困っている人を助けない理由にはならないのだ。

彼の言葉には嘘がなくて、まっすぐで前進あるのみなのだけど、その生き様はヒーローのようでした。

小ネタがちりばめられていてそれを回収するのも飽きさせない構成になっていました。

彼らの青春をどっぷりと味合わせてもらえて、満足でした。

「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」

という言葉が出てくるのですが、サン=テグジュペリからだと思うのですが、

この小説にぴったりな締めくくりと感じました。面白かったです。





拍手[1回]

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

アーカイブ

フリーエリア

ブクログ



ブログ内検索

コメント

[11/24 なかまくら]
[11/18 きょうとのせんぱい]
[04/07 なかまくら]