1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

ふりだしにもどる・テニス

なかまくらです。

もうね、右でテニスをするのは半ばあきらめモード。

右手首の腱鞘炎・・・?

と思っていた痛みが、どうも、腱の捻挫に発展していたそうで、

小指側が痺れたような痛み。

とてもじゃないが、テニスをしようって感じじゃない。

じゃあ、テニスを辞めるかと言われると、

せっかく始めたんだから、もうちょっと自分のものにしておきたい、

そうなるわけですよ。

で、まあ、左手に移行したわけですね。

思い返せば、水泳も、右呼吸から左呼吸に途中で変えたしね。

前歴があるわけです。なんとかなるさー。

というわけで、練習しているわけですが、

とにかく、慣れてくると下手になるの法則。

ボールを強く打ちたい欲が出てくるととにかく駄目ですね。

しっかり押さえるべきはたった2つのこと。

・ しっかりボールを最後まで見ること。

・ 同じフォームでゆっくりとラケットを振って打つこと。

これだけですよ。

これを忠実に守ってやりたいなぁ。






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LUCY 観ました。

なかまくらです。

LUCY 観ました。



あらすじ

ルーシーは、知り合ったばかりの男にクスリの受け渡しを押し付けられ、

そのまま組織にクスリの運び屋にされてしまう。

運ぶ方法は、クスリの入った袋を切開した体内に埋め込むという方法。

ところが、道中、腹を蹴られた拍子にクスリが漏れ出してしまう。

ルーシーは、クスリの影響で苦しみだす。

そして、壁を垂直に登り、天井に張り付きながらもだえ苦しむ。

収まると、ルーシーの脳は、人間の脳の活動量を超えていた。

とある博士は、人間の脳が10%しか活動していないということについて、

演説をしていた。では、脳が100%活動したらどうなるのか?

それは、想像がつかないと答える。

ルーシーの脳が20%の活動に達すると、彼女は、自分の肉体をコントロールできるようになる。


自力で脱出し、病院で、クスリを体内から摘出する。

そこで、24時間以内に自分が死に至ることを知る。

では、どうするべきか。

自分は何をすべきなのか?

ルーシーは、脳の活動に関する専門家として博士に連絡を取った。

博士の答えは、それを伝えることが、生命の目的だと答えた。

ルーシーは、生命を維持するために、残ったクスリをすべて回収する。

ルーシーの脳の活動量は次第に高まっていき、

自分の姿形を変えたり、人を自在に気絶させたり、見えない壁を創ったり、物体を浮かび上がらせることができるようになっていた。


それから、博士の下を訪れる。

彼女は、残ったクスリをすべて投与して、脳の活動を100%にまで高める。

そうして、彼女は、宇宙の起源にまでさかのぼっていく。

その途中で、一匹の類人猿に出会う。

彼女の名は、ルーシー。最古の二足歩行をしていたといわれる類人猿につけられた名。

彼女に触れてルーシーはビックバンの瞬間へと近づいていく。

現実世界のルーシーの肉体の周りには、物質があふれ出し、

次世代型のコンピューターを生成していた。

コンピューターはやがて、ひとつのUSB端子を博士に渡し、崩れ去った。

後には、ルーシーの影さえ残らなかった。


そんなお話。

タイトルにもなっているルーシーというのは・・・・wikipediaによると、

++++
アウストラロピテクスのルーシーは、1974年11月24日にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された318万年前の化石人骨である[1]。アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の中で最初期に発見されたものの一つとして、また、全身の約40%にあたる骨がまとまって見つかったという資料上の貴重さから、広く知られている。
++++++


んーーーーーー。

んーーーーーーーー・・・。

なんというか、微妙でした。

アクションはまあ面白い。

設定は抜群の面白さで興味を大きく引いたわけです。

人間の脳が活性化されたらどうなるのか?

そして、主演のスカーレット・ヨハンソンは、

2006年に世界でもっともセクシーな女優に選ばれたらしい人で、

そう、なかなかセクシー。アクションはパワフルだったしね。

ちょっと擦れている感じなんかも、いい感じ。

モーガンフリーマンの無駄遣い、またあなたですか?最近よく見るなぁ^^;笑

も、いい演技。

が、

これは、SF映画なのだろうか? それともファンタジー映画なのだろうか?

という、ちょっとした肩透かし感が否めない作品でした。

プロメテウスを観に行ったときに感じたのと同じ感じ。

プロメテウスのキャッチコピーは、「人類の起源」だったと思うんです。

ところが、ふたを開けてみると、宇宙生物パニックものだったわけです。

そういう感じ。

つまりまずね、

人間の脳が活性し、活動量が20%、30%、40%と上がっていくにつれて、

人知を超えた能力を獲得していくわけですが、

・ 自分の肉体を完ぺきにコントロールできるようになる  → わかる。
・ 肉体を組成する細胞をコントロールできるようになる  → まあ、許せる。
・ 電磁波が見え、自在に操れるようになる        → わかる。
・ サイコキネシスが使えるようになる          → な、なるほどね?
・ 時の流れを自由に脳内で眺めることができるようになる → ま、まてい!

ちょっと、獲得できる能力が許せなくなってくるわけです。

なんというか、人間にはきっとそんな力はないんですよ。ちょっと、むちゃくちゃになってくる。

と同時に、物語の設定の問題もあって、だんだん主人公ルーシーの人間性が希薄になって、

戸惑いとかもなくなっていく。

すると、もはや、観客は置いてけぼりぼりなんですよね!

そして、ルーシーは時を超えて世界と同一化する・・・。

哲学なんですね、これはきっと哲学なんだ。

ただ、理解不能だ^^笑

哲学はよく分からないものなんでしょうが、ちょっと、納得いかない感じ。

アクションは良かったが、SF映画としては、期待外れ、という感じでした。

ルーシーが、20%のところで、母親に「愛してる」って電話するところは良かったなぁ。

なんというか、人類の救済じゃなくて、

ルーシーの救済が欲しかったなぁ、

という観客の気持ちでした。


おわり。









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思い出のマーニー 観ました

なかまくらです。
「思い出のマーニー」を観てきました。





一言でいうなれば、思ったよりも結構良かった、です。


あらすじ

杏奈は、学校に馴染めずにいた。

自分から積極的に話しかけることもできない。

杏奈は自分が嫌いだった。杏奈の瞳は青い瞳。

杏奈は、もらわれっ子で、本当の母親を知らないで育った。

市から養育費をもらっている養母が、それを話してくれないことに傷ついていた。

ある夏、杏奈は、喘息の療養のために養母の親戚の家で過ごすことになる。

自然豊かなその場所で、湿地の向こうに見えたのは、誰も住んでいない立派な洋館であった。

杏奈はその洋館に惹かれ、毎日スケッチに出かけた。

ある日、杏奈はその洋館で、金髪で青い瞳の女の子と出会う。

マーニーと名乗ったその女の子は、杏奈のことが大好きでどうしても友達になりたいというのだ。

それ以来、湿地帯に潮が満ちると決まって杏奈はマーニーと遊んだ。

それ以外の同い年の子供たちとは仲良くなんてなれなかった。

マーニーに連れられて、杏奈はいろんな経験をする。

そんなある日、洋館には新しく人が越してくると言うことで工事が始まってしまう。


その新しい住人の女の子は、マーニーの日記帳を見つける。

そこに書いてある日記は、杏奈がマーニーに連れられて一緒に経験したことばかりだった。

マーニーは本当にいるのか? どうして、杏奈のことを気にかけてくれるのか?

ラストはなんとなく心温まる希望ある終わり方でした。


そんなお話。

さて。最初、10分ほど観て、あーー、やっぱりそうなんだよな。

もう、ここ数年、スタジオジブリは黙々と、日本の建物を書いてるなぁと。

きっともう夢や想像の世界に飛び出していくような絵を描くことはないんだろうなぁ、

残念に思いました。

でも、観ていると、だんだん真っ直ぐな物語に引き込まれてきます。

主人公の悩みは自分がもらわれっ子であること。

そんな自分が嫌いなこと。

けれども、マーニーはそんな杏奈を大好きと言ってくれる。

杏奈がマーニーに惹かれるのは、分かる気がします。

だって、無条件に、あなたのことが知りたい、あなたのことが大好き

そんな風に言ってもらえることって、大人になるにつれて少なくなってしまうから。

好意を寄せてくれる相手のことが嫌いになるわけないじゃない(ストーカーとかじゃなかったら)


「借りぐらしのアリエッティ」で初監督を務めた米林監督ですが、

宮崎監督とは違った繊細な部分、そしてちょっとお芝居っぽいキャラクターの謎めきかたが、

新鮮に映りました。ただ、この謎めきかたについては、小っちゃい子はたぶん、ぽかーんだったと思うし、

大人でも、ん? と疑問符が浮かんだ人は沢山いるように思います。

杏奈がぼーっとすると、マーニーの前から消えてしまうという一連の話は、



なんだかよく分からないわけです。
でも、まあそれが私には、マーニーの正体ってなんだろうって、

疑問に思わせる動機にもつながっていったわけですから、

まあ、よく分からなかったことには目を瞑ります。

ながながと書きましたが、


これは、予告映像があんまりにも面白そうじゃなさすぎるくらいで、

実際の映画は、まあ、わりと楽しめる出来でした。

ハウルの後に出たジブリの作品の中では一番好きかな?

そういう具合でした。


これを最後に、スタジオジブリは制作部門を解体し、小休止するそうですね。

制作部門を解体・・・って、リストラってことなんですかねぇ・・・。

まあ、スタジオジブリで一線を張っていたようなアニメーターだったら、

きっと次の職にもつけるんでしょうが、

次回以降、再開した外部委託に頼ったジブリの作品になっていくとしたら、

それは嫌だなぁ・・・。

正式な続報が流れてくるのを待ちます。





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夏の終わり、秋の訪れ

なかまくらです。

夏休みが終わってしまいました・・・。

なんだか、終わったことはあるけれど、

まだ、始まったことはない。


これから、始めようと思っていることはある。

これから、秋と仕事がはじまります。

もちろん、読書の秋、創作の秋もね。


明日からがんばろーうっと。





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【小説】宇宙ティー探訪記

なかまくらです。

どうぞ。




宇宙ティー探訪記


作・なかまくら


2014.8.24


 


 


「おい、新人。俺は宇宙ティーが飲みたい」


言った男はテキトーな男であった。


「はい。」


返事をした新人は、髪を短く刈り上げ、きりりとした眉に力を感じる男であった。


 


宇宙ティーというのだから、宇宙の無重力空間で作られた茶葉を使ったお茶なのであろう。新人は想像をめぐらし、そのような製品があるかどうか、インターネットで調べた。


しかし、どうやらそのような記述はない。本当に新しい研究はネット上にはなく、お金を出さなければ買えない情報なのだ。


新人はひとつ息をつき、1年後、国立宇宙工学研究所の研究員となっていた。


「なるほど、宇宙でお茶を栽培するというのは、面白い試みだ。今までほかの植物についてはいくつかの実践例があるが、お茶というのは、和の心を感じるな」


新人は礼を言い、3年後、国際宇宙センターにいた。


「おい、新人。グリーンティーはいつ出来るんだよ?」


重力がないため、根と枝がぐちゃぐちゃに絡み合って、丸い塊となった植物を同僚がからかって言った。新人は、ひとつ息をついた。


新人は、筋力を維持するトレーニングを重ね、宇宙へと留まり続けた。5年、10年、15年。人類が宇宙に滞在し続けるために必要なトレーニングが次第に明らかになっていった。


「おい、新人。焼き加減が甘いぞ」


あれから、40年が経っていた。


新人は宇宙で初めてお茶の葉を収穫していた。それを引っ提げ、地球に帰還するためのトレーニングと特殊な食事療法を開発するのにさらに5年を費やした。月の6分の1の重力化でトレーニングを積み、遠心力を利用した仮想重力環境も実用化させた。


今では白髪も混じる髪を短くまとめた男は、キッチンで火加減を見ていた。


やがて焼きあがった緑色の生地にクリームをふんだんにのせ、くるくると巻いていく。


 


出来上がったそれを新人は、しばらく眺め、それから、ある男の所へ持っていく。


小さいながら縁側のある一軒家に現在その老人は住んでいた。新人は持参した中華なべで茶の新芽を焦がさないようにしんなりさせ、手のひらで揉む。繰り返し乾燥させていく。その時間を、ふたりはゆっくりと過ごした。


「宇宙ティーと、抹茶ロールです」


新人だった男は、少し、ゆっくりとその言葉を伝えた。


「ずいぶんと長い間、お前のことは忘れていたよ」


老人がそう言うと、新人は「1年足らずでいなくなってしまいましたからね」と言い、笑った。


それからふたりは、宇宙ティーに口をつけて、


「渋いな・・・」


老人は少し顔をしかめる。宇宙ティーはなかなか強烈に渋かった。


「だが、この渋さも今この年にもなればこそ、悪くないと思えるんだよ」


老人は笑顔を見せた。


「おいしかったよ。どれ、抹茶ロール、これも宇宙でとれた茶葉で作ったのか?」


「やはり、お茶にはお菓子がつきものですからね」


「それにしては洋風な・・・洒落たものを作ったじゃないか」


新人だった男は、ケーキナイフで抹茶ロールを切り分けていく。


「ふむ、まるで、この渦巻きは銀河みたいだな。お前さんが、宇宙で過ごしてきた日々を詰め込んでいるみたいだ・・・」


「・・・・・・」


 


新人が、宇宙の起源に迫る発見をするのは、それからしばらく経ってからの事である。







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