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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

黒と白の社会

なかまくらです。

なんとかならないかね。

たぶん、ならないサービス残業。

週25時間。月に100時間。の高校教師の実態。

教員の世界はブラックだと言われますが、

そういうと、必ず異業種から、うちはもっとブラックだぜぇ!

うちは残業代も出ないぜぇ! こんなパワハラがあったぜぇ!

という色の黒さの自慢が湧いて出てくる。

男の文化だね。男は日焼けの黒さを自慢して、

女は色の白さに気を遣う。

そりゃあ、世の中男社会からまだまだ抜け出せないわけだ。

女子高生にガングロが栄えたころには、もしかしたら、

日本が変わろうとしていたのかもしれないね。

**

ちなみに今日はお休みで、私は割と恵まれている待遇です^^!

だから、私ごときが愚痴を言うのもどうかと思うのですが、

計算したくなるわけです。調べてみると、教員には

労働基準法第32条などの労働時間に係る規制が適用されている

だそうです。労働時間を記録する勤務実績簿がないのに適用されてるんだ驚きね!
規制、規定があって、じゃあ、でも残業せざる負えない場合にはどうなるか。

労働基準法第37条の時間外労働における割増賃金の
規定が適用除外となっており、

とあります。代わりに、一律給料がほかの公務員に比べて、4%多い。
4% ・・・? というと実感がわかないですが、

某県の教育委員会の示す初任者の給料はおよそ、22万円。

週8時間 × 5日 = 40時間  ⇒  月160時間

時給に換算すると、1375円。

一方、22万円の4%は、8800円。これが残業代ということになっています。

では、国が想定している教員の残業時間は、

8800円 ÷ 1375円/時 = 6.4時間/月

つまり、月に6.4時間くらいなもんだろうと、思っているということですね。

実際との差が93.6時間あるわけですか。ふーん。


「もっと仕事ができるようになれば早く帰れるようになるよ。」

というのも、決まり文句ですよね。

どう思いますか? 私は嫌いだね。

この言葉は、うちがブラックです! って言っているようなものです。

「仕事ができるようになるまで~」というのは、まるで、仕事ができないのが、

自分に責任があるみたいじゃないですか。

初めてやる仕事なのに、さっとできないといけないの?

それって、会社が人材を育てるために掛けないといけない必要な経費なんじゃないの?

そうおもいますけど、どうなんでしょうね。

ともかく、世の中は体育会系の根性論で回っているように思います。

文化系のある意味不合理だったり、不条理なことが嫌いな人間にしてみると、

嫌な世の中ですな~。文化の香りのする学校・社会を作ってみたいなぁ、と思いますね。



参考

・ 文科省HPより http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/052/houkoku/08091011/003.htm

・ 日本の公的ブラック企業『教職』の情けない実態
 http://matome.naver.jp/odai/2137160915054702001






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