1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

うらやましいな

なかまくらです。

演劇って言うのは、表現で、

表現って、自然に出来るはずなんですが、

なかなかこれが、どうにも。


ええ、大学のサークルの同期の結婚パーティーに行ってきました。

なんと、伊豆修善寺から、東広島市西条までは、なんとJR、6時間くらい。

東から、西から、

この10年くらいのサークルの団員達が、集まって祝いました。

先輩、後輩。みんなが笑顔で、

それで、すごいなぁ、と思うのが、

みんな、それぞれの嬉しさの表し方を持っていて、

すごく魅力的なのでした。

それが、すごく羨ましい。そんな風に思いました。

結婚した同期の彼には、幸せになってほしいですね。

私だけの祝い方とかは、ちょっと分からないけど、

私なりに、お祝いしてきました。





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こだわりが魅力になる

なかまくらです。

何事においてもそうだと思うんです。

こだわりのない人って、何も面白くない。

そこには何も起こらないし、その人のことを知ろうとする理由にもならない。

如何にして、こだわりを固持するか、というところに私は価値を感じるようです。

勿論、こだわりのなかには、今は邪魔なだけのものもあるでしょう。

それを一度、そっとポケットにしまって、やり過ごすこともあるでしょう。

それでも、こだわりだけは捨ててはいけない、と私は思います。

それが、人と人がコミュニケーションをとる理由の一つだと思うのです。
そんなわけで、今週の私の、些細なこだわりを紹介してみます。

1.ブックコートフィルム



これは何でしょうか・・・?

これは、ブックコートフィルムをかけた、仕事用のファイルです。

ブックコートフィルムとは、よく図書館の本にかけてあるアレですね。

アレを、なんと、仕事用のファイルにかけてみたわけです。

そもそもの発端は、私、いろんな仕事があって、その仕事ごとにファイルを分けていたら、

もはや、引き出しの中はファイルがずらずらりという状態に。

色分けは限界! そして、このファイルはものすごくよく使う! というのもあるわけです。

そうしたら、よく見るファイルだし、いっそのこと、ちょっとデコってみよう、と。

女子高生が、ケータイをデコるのと一緒ですね。

私は、仕事用ファイルをデコる子です(笑

そんなわけで、もとは黄緑色だったファイルに、広島銘菓もみじ饅頭の包装紙を糊付け。

ここまでが、去年の話。

・・・このファイル、気に入っていたんですね。

ところが、度重なる仕様&外で使用することが多いという使用環境の条件によって、

いつしかボロボロに・・・。

そんな折に、図書担当の先生が、本にカバーをかけているところを目撃したのです。

これだっ! って、思いました。

知ってるようで知らないものが、世の中にはたくさんあります。

早速、正式名称を聞いて、購入。カバーしてみたわけです。

テカテカしてるぜ!

そんなわけで、ちょっとでもこれを使って、楽しく仕事ができるといいな^^

と、そんな風に思うのでした。





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価値感を超えるには?

なかまくらです。

最近、やたらとマンション経営の電話がかかってきます。

ただ、今の携帯電話の番号は、仕事の関係もあって、ものすごい沢山の人が知っている番号で、

これを変えてしまうというのは、すごく大きな損失だなぁ、と感じるわけで、

変えずにいるわけですが・・・。

で、たまに時間があると、マンション経営の電話も暇つぶし程度に出てみるわけです。

だいたい、しゃべることって、みんな一緒なんですよね。

老後の用意は大丈夫ですか? という話。国民保険だけでは不安ですよね。

そんなあなたに、月々の少額の支払いで、マンションを経営してみませんか、という

お得なお話です・・・と。


そこから私。

・ これから少子化の時代になっていき、マンションを買う人は減るのではないか?

・ 東海地震や関東大震災が起こるといわれている。そういうリスクはどう考えるのか?

・ 年金に困る頃には、マンションは築30年になっていて、買い手は付くのか?

と、疑問点をあげつらってみる。

すると、地震に関して頑張って回答してくる。

地震があったら、政府が低金利の資金を拠出してくれる・・・と。

それでも、結局、元の支払いと、新しく立て直す支払いを両方しないといけないでしょう?

と返すと、とにかく、この電話で決めて欲しいという話ではなく、

会ってみれば分かるんだ、という話に変化してくる。

ああ、もう駄目ですねぇ、なんて思いつつも、はぁ、へぇ、と聞いていて、

同じ話になってきたなぁ、と思ったので、もう切りますねー・・・と、切っちゃいました。


初めから、全然乗り気じゃなくて、どちらかというと、興味がない部類の人間に

資金(お金や時間、やる気)を出させるというのは、簡単じゃないなぁ、と改めて思いました。


私もかつて、アルバイトの時には、スイミングスクールを辞める子の保護者に電話をして、

「辞めないで~」みたいな電話をたくさんしたわけですが、今思うと、全然駄目ですね。

相手のことを思って、考えて話をしていない。明確な価値を提示できていない。

相手にとって価値のあることを提示できていない・・・。

それって、すごく難しいことだなぁ、と思います。

だって、その新しい価値は、win-winじゃないといけないわけですから。




・・・さて。

発想は転換します。

自分の仕事はどうなのでしょうか。

今、私の授業。私が選択科目で担当している講座の中に、

受講生が2人しかいないものがあります。

・・・経済的な側面からみれば、圧倒的に非効率です。

その非効率をなんとなくそれでもいいことになっているのは、

それを許容する体力が国や、現場にあるからです。

けれども、どうでしょうか。

物理学を学ぶ必要は本当にあるのでしょうか。

いや、必要があったとしても、問題は価値があるかどうかです。

しかも、私にとってではなく、彼らにとって価値があるように感じられるか、です。

すると、思いもよらぬ疑問に思い悩んでしまいます。

物理を学ぶ価値とは何でしょうか。

初めから、全然乗り気じゃなくて、どちらかというと、興味がない部類の人間に

資金(お金や時間、やる気)を出させるというのは、簡単じゃないなぁ、と。

じゃあ、物理を学んだらこんなことがあるんだよ、と

どれだけ価値として認識させられるか・・・。

考えてみても、明確なものは思い浮かびません。

例えば、パワーポイントのスライドを作ろうよ、と言われたら、・・・困る。

もっと長期的に先を見ると、理系の人間にとって物理学は科学の根幹となる考え方です。

けれども、そうはいかない。それじゃあ、高校1年生は選択してくれない。

選択しなかったら、私はおまんまの食い上げです。

・ 物理学を学ぶことで、自然の仕組みやこの宇宙の真理に近づく面白さがある。

・ 物理学を学ぶことで、工業への応用ができて、将来は研究職などに就けるかもしれない。

・ 大学入試に必要。あるいは、取らないと入学してから困る。

これくらいしかない・・・?

価値観を超えて選択させるしゃべり方を身につけないといけないですね。

それが、これから、すごく大切な力になる気がします。


さて、私だったら、どうだったら、マンション経営をするだろう・・・?

まず、実際に自分が経営してみるかな? その結果を伝えられるようになろう。

それから、実際のモデルケースを紹介しようかな。

それから、マンションを建てる予定の場所はどんなところで、

周りにはどんな建物があって、だから、マンションが売れると思う、

と、現実感を埋めていく・・・。そんなことしか出来ないかなぁ、電話だと。

あとは、人の信頼を得られれば一番良いんでしょうけど、

それを電話でやるにはどうしたら良いんだろうか。


さあ、水泳のときは、どうしたら良かったんでしょうか。

物理を10年後、20年後、30年後、多くの学生が価値あるものと感じて

取るようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

考えておかなくちゃね。





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【読了】ちょっと今から仕事やめてくる

なかまくらです。

「ちょっと今から仕事やめてくる」(メディアワークス文庫)

読みました。


映画の予告を観て、ドキリとしたので、本屋で見つけて、即、購入。

ブラック過ぎる会社で働く主人公が、顔も覚えていないヤマモトと名乗る

小学校の同級生(を名乗る男)に救われる話でした。


前半、ああ、そうだよなぁ、くるしいよなぁ、と共感し、


後半、両親と電話をしているところで、自分が苦しいときに、両親のことなんて忘れて仕事仕事仕事ととにかく顔面から突っ込んでいたことに気付きました。人生の半分は自分のため、残り半分は自分を大切に思ってくれる人のためにある。良い言葉ですね。自然と涙が出てきました。


最後は痛快ですし、さらりと読める小説でした。




ちなみに、この本、職場で今読んでいるんです・・・って、そんな話を

夜、残業している人にしてみたら、みんな読んでいました。

恐ろしい・・・。





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【小説】小さな人

なかまくらです。

やっと書きました、小説です。

ずっと書いてるやつは、完成しなくて、ちょっと書いてるやつから完成していくという。

それではどうぞ。



小さな人


2017.6.7


 


空はどこまでも青かった。


マヨシは、手に持っていた布袋を振り回し、走っていた。真っ直ぐに空を見ていた。青い空、何層もの雲、その雲の向こうにうっすらと光る銀色の影、聞こえるはずもない機関音を聞いていた。


政府は必死に隠すが、その存在は多くの星の、多くの人間達が知っていた。エグリオ。巨悪を徹底的に削り取り、世界を真球のごとく、平らかな世界にする義賊の名だ。その船は、銀色の卵形だと聞いたことがあった。


その船が、いま、この星に来ているのだ。


マヨシは、やがて立ち尽くし、速い呼吸を繰り返しながら、見えない水平線、遠く建物の影に消えていく船を見送った。


星に降りるときには、補給と人員の募集だという。だが、どこに降りるかは、誰にも分からない。光学迷彩の装甲板がその姿を包み隠してしまうからだ。


マヨシは、今のこの星の政府のやり方に最早我慢がならなかった。人民は働く場所を失い、飢え、そして生きるために盗みを働き、そして殺されていく。豊かなるものはそれを豊かなるもののために使う。マヨシはこれまで仲間を集め、レジスタンスを幾度となく結成したが、学生が終わり、大人になると、皆、離れていく。その繰り返しだった。


最早、これまで・・・と思ったところに、船がやってきたのだった。いまが決行の時だと思った。


マヨシは、ある早朝、何かを探すように周回を繰り返す船がやってくるのを待った。船が低い軌道を飛んでいた。タイミングを見計らって、政府施設に火をつけた。爆発が起こり、大きな狼煙が上がる。自分たちはここに居るんだ、貴方がたの同士となるべき男が、此処に。大声で笑いながら、大きく手を振って、銀色の卵形の船を見上げる。その表面に、マヨシの顔がいびつにうつっていた。止まることなく通り過ぎた船から、落下傘で何かが落ちてくる。その箱を開けると、その星の地図の上で、小さく爆発が起きて、消えた。







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