なかまくらです。
物理部会の研修で、山梨県立リニア見学センターへ行ってきましたよ。
下の写真は、数年前まで、現役で稼働していた、実験車両。
横のでっぱりの中に、超電導磁石が入っているんですね~。
驚いたのは、浮上用のコイルは、電流を流さないということです。
レーンのコイルは、2種類あって、どちらも側面に取り付けられているそうです。
ひとつめのコイルは、リニアモーターカーを推進するためのコイル。
これは、電流を流してコイルのN極とS極を交互に動かしているわけですが、
浮上用のコイル。これには、電流を流さないそうなんですね。
どうも、超伝導体から発生する磁束密度の変化が、コイルに電流を流すんですね。
電磁誘導というやつです。だから、浮上は、リニアモーターカーの速度が上がるほど、
浮上する力は大きくなる、ということですかね。また、コースアウトしようとして、
走行コースの磁石と近づくと、斥力が大きくなって、真ん中に戻そうとする力が
はたらくようです。はー、なかなかよくできてんな~、と思いました。
あとは、物理に対して同じような志を持っている人に出会えてよかったです。
ちなみに、リニアモーターカーもばっちり見学してきましたよ。超はえ~・・・
大阪、東京間が60分切るらしいですね。