名嘉 枕です。
先日、学校の教員を対象とした研修会がありました。
そこで、出てきた言葉。「自閉スペクトラム症」
つまり、今まで、LDとか、ADHDとか、アスペルガーとか高機能自閉症とか、
いろいろな名前のついていたものを、区切るのはやめて、
スペクトラムのように、連続したものとして位置付けましょう、という再定義のよう。
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・・・まあ、正直、あんまり気分のいい研修ではなかったのです。
講師の人が、「先生方にも、自閉スペクトラム症の気のある方がいらっしゃると思いますよ」
と、軽い感じで、言うわけです。
それね、私だよ。
最近、・・・・おそらくはこの職に就いたから思うようになったわけですが、
私は間違いなく、自閉スペクトラム症の端っこのほうにいるんだろうなぁと感じています。
自閉スペクトラム症の傾向として、
・ 1対1だと普通に会話ができるが、
相手の気持ちがわからないから多人数での雑談が苦手である。
というものがあるそうです。
けれども、賢い人はそういうのを全部計算して、
人間関係をうまく行っているように見せることができる。
これですよ、私は間違いなく、これだと思う。
小さいころは、そういうことがわからなくて、よくケンカもしましたが、
ああ、あれはいけないな、これはいけないな、とだんだんうまくやれるようになってくる。
だから、私、思うんですよ。
人を傷つけるようなことをしないように私は、結構神経を使うのです。
でも、その一方で、お互いを簡単に仲間と思って無茶振りしたりしてみる人がいるんですよね。
たぶん、後者は自閉スペクトラム症と無縁の人なんだろうなぁって、思いますね。
だから、私は、脳をすごく信じて生きている人間なんだろうね。
講師の人は、そう思っている私のことなど、露知らず、
聞いている人たちは、自分と同じ、自閉スペクトラム症ではない側だと思って、
しゃべり続けていましたが、私の偏見ですが、今勤めている学校の先生の2割くらいは、
どちらとも言えないんじゃないかなって、思いますけどね。