ちょっと今日は真面目な話。
SNSというやつに私も参加していますが、
あれは、インターネットを衰退させるシステムであると思う。
SNSというやつは、とにかく簡単に交流できるように作られていると思う。
mixiもイイネボタンが付きだしたころから怪しくなり始めた気がする。
とりあえず、イイネ、って押しておく。
twitterもとりあえず、リツイートする。お気に入りに登録する。
簡単だが、・・・悪く言えば、実に安易だ。
アクションするほうは、リアクションを求めて行動することが多いが、
簡単に呟けるそれを果たしてコンテンツと呼べるだろうか?
ひとつひとつの呟きをコンテンツとして、数千人が集まるような、
そんな大きなコンテンツになっている所謂「面白いつぶやきをするユーザー」が
沢山のユーザーから安易にフォローされている状態。
twitterは、何かを論じるにはどうしたって、文字数が足りず、適した媒体ではない。
どうだろう。ブログを書いたり、ホームページに記事をあげるというのは、
もう少し労力が必要で、ある程度の分量とある程度の考えがないとなかなか書けない。
(もちろんそうではないブログも多数あるわけだが・・・)
すると、ブログを書くほうが、ちょっとだけ、
ツイッターでつぶやくよりは投稿者に対するハードルが高い分、
コンテンツに対する信頼度が高いのではないかと思う。
ところが、ブログはここ最近明らかに減ってきているように感じる。
(少なくとも私の周りではそうだ)
それは、ブログやホームページというシステムが、投稿者のアクションだけでなく、
読者にとってもリアクションについても、ハードルが高いからであろう。
思い立って更新しても、なにも反応がないのでは、
コンテンツを生み出すものが減って行ってしまう。
今、個人が作り出してきていた、そういったインターネット上のコンテンツが、
減少しているのではないかと私は思う。
個人の発信するコンテンツは創造性を失ってきている。
粗製濫造がひたすら繰り返され、
区別のできない無数のコンテンツの中に埋もれて浮かび上がってくることができない。
現在はそんな状況ではないかと思うわけです。
***
なんで急にそんな話だったかと言いますと、
この前、広島で行われたお芝居の感想を、誰も、ブログに書かないみたいだからさ。
これも、コンテンツの一つだったんだなぁって、思いまして。
おわり。