なかまくらです。
私の最近の作品を振り返ってみると、
象徴に頼りすぎている感がありますね。
象徴で、一本の物語を何とかしようとしている。
ある行動を神に例えたり、ロボット、宇宙人などなどにたとえようとする。
やめにしないか? 少なくとも逆にしないか?
物語の一部として出さないならば、
それはワンアイディアから逃れようのない物語。
冒頭にそれを持ってきてしまった時点で、
それが最大の物語の大きさと定義されてしまう窮屈な物語。
逆にしないか?
物語の中に象徴として出てくるようにすれば、
その外側に物語の世界は広がっていくのだ。
そういう風に物語を構成して、
想像力でどこまでも広がっていく物語にするのもまたいい。
ただ、茫洋な物語はダメだ。
ちゃんと伝えることを塔のように突き立てて、
その外側は広がっていて、どこからでも目指せるような、
そんな物語がいい。