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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「高校生文化祭シナリオの書き方」という検索があったけど、

なかまくらです。

「高校生文化祭シナリオの書き方」という検索でこのサイトが引っかかりました。どうした。

ふぅむ。まあ、演劇が活発になることは、非常に嬉しいことですので、ちょっと参考になるかは分かりませんが、

いち、趣味:モノ書き としての、助言・・・というか、意見?

 

まず、 既成でやるといいと思う。

既成というのは、どこかのプロの劇団がやったとか、そういう、誰かが既に書いてある台本のことです。

演劇 台本置き場」 と言ったキーワードで検索すれば、たくさん見つかります(~ω~)。

あるいは、「はりこのとらの穴」という台本投稿サイトがありまして、たくさんあるので、よい作品を見つけるのは大変ですが、とにかくたくさんあります。

もちろん、上演にあたっては、作者に連絡して、上演許可というのをもらわなければならず、場合によっては著作権料としてお金がかかる場合もあります。

とにかく、よく考えられて作られているので、演劇の公演としての成功を目指すなら、こちらの方がよいです。

 

しかし、オリジナルの台本でやりましょう、と決まっている場合もありますよね。

しかも、やっぱり、一から自分たちで作りたい、ですよね。

そういう場合についても少し、お話ししましょう。

初心者の心得。

 

・ 身近な内容にする。

・・・身近なことを題材にしましょう。つまり、書く人がよく知っていること。

部活動や、学校生活、家族、趣味、とか、そのあたりかな?

 

・ 自分くらいの年齢の人を主人公にする。

・・・自分たちと同じ年齢の人間の気持ちが一番よく分かるはずです。分からない人は難しいです。

戦争で指揮をとった将軍を主役にするよりは、その将軍の元で戦った若き兵士を主人公にした方がよいです。

 

・ 何か、事件を考える。

・・・何かが起こると、登場人物達は動きます。これが、テーマを考える、ということのひとつの手法です。

事件が起こり、主人公たちは、それをどう感じ、どう動くのか。それが、今、この物語で、伝えたいことになるのです。

例えば、

テーマ:自由

あらすじ:ハルカは女子高生。ある日、朝起きてみると、いつもだったら朝ご飯のいい匂いがしてくるはずの時間になっても、そんな様子がない。寝室を覗くと、両親がいない。音がして、玄関に行くと、両親が旅支度を整えて、立っている。ハルカ「ねえ、どこに行くの?」 両親「旅に出てくるよ」 ハルカ「待って、待ってよ。私たちは、どうしたらいいの!?」 両親は、そんなハルカに構わず、行ってしまう。学校に登校するハルカ。学校は大変なことになっている。学校に来ない生徒が続出。先生も半分くらいはいない。空を飛びたいと叫びながら、飛び降り自殺が多発する。レバーが食べたい! と言って、食中毒が続出する。付き合いたい! と言って、振られる男女が続出する(!?) ハルカの親友のミヨリとタダシが集まってくる。ハルカはふと、思う。「これはきっと・・・なにかの病気なのかもしれない」 自由になりたくなる病気。自由にはいつだって、責任があって、それはきっと「誰かのため」なのだけど、大切にしたい誰かに気づいたならば、きっと無責任でなんていられない。気づかなくちゃいけないんだ、と思ったハルカたちは、ほとんど誰もいなくなった学校を飛び出す。誰に伝えたらいいんだろう。テレビも電波も通じない。諦めそうになる3人。秘密警察が現れ、なんかいい感じに、協力して、犯人を追い詰める。そして、あとは、思い出させるだけになる。ハルカは、両親の前に仁王立ちで立ちふさがる。そして言う。ハルカ「大切なものを大切にできなくて、何が自由なの・・・。お母さんたちより、私の方がよっぽど今、自由だよ」

 

・ 真似をする。

・・・初めて書いて、うまく話がまとまったら天才です。天才でなくても、台本を書くためには、真似をしましょう。

パクっていい、というわけではもちろんなくて、いろんなパーツは自分なりにアレンジしたり、登場人物の言葉だって、自分で考えなくちゃいけないわけですから、そんな簡単にパクれるもんじゃない、というか、似せようとしても、そんなに似ません^皿^; ただし、台詞は絶対真似しちゃダメ。自分の言葉でメッセージを伝えるのです。

ちなみに、うえのあらすじは、「クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲」と、なんかタイトルは忘れましたが、私が昔書いた小説を下書きに書いてみました。

 

・ 最後にもう一つ。楽しんで書く。

・・・楽しんで書くのが大事です。コメディじゃなくても登場人物にギャグを言わせたりとかして、これ、言わせたらおもしろいだろうな~みたいなのを入れながら書いた方が楽しいです。台本もシリアスなだけだとおもしろくないよ。

 

 

・・・というわけで、オリジナルでやったろう! と思っているならば、以下の五ヶ条を実行するべし

 

・ 身近な内容にする。

・ 自分くらいの年齢の人を主人公にする。

・ 何か、事件を考える(テーマを考えるのはここに入る)

・ 真似をする。

・ 楽しんで書く。

 

おわり。






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