なかまくらです。
昨日まで研修合宿でした。
で、
研修の一環として、演劇の演出家の指導を受けました。
教育と演劇。
ええ、この二つ、そうそう切り離せるものでもないのかもしれません。
「教師は”五者”であれ」 と言われます。
専門分野に通じた「学者」であれ。
生徒の将来を見通す「易者」であれ。
生徒の顔色から健康状態を察知できる「医者」であれ。
素の個ではなく、生徒の前では「役者」であれ。
教師は魅力ある「芸者」であれ。
そう。教師は「役者」でなければならないのです。(素笑い禁止!)
で。
何をやったかと言いますと、主に、
「姿勢」と「発声」、「身体表現」。
まあ、8:1:1くらいの割合でした。
何が必要かと言われると、実に難しい。確かにまずは教壇に立たないと仕方がない。
姿勢で人は印象が違うのだ。
発声とか身体表現は、興味を持たせるくらいの宣伝的な感じでした。
で。
私、大学時代は演劇などというものをやっていたものですから、
プロの演出家がどういうことをやるのか、楽しみにしておりました。
姿勢。
① まず、肩幅で立つ。
② 足の裏から水が滝のように地球の真ん中に滔々(とうとう)と流れ落ちるイメージで。
③ 頭のてっぺんに糸がついてその糸で引っ張られる感じで。
・・・・・・はい。
久しぶりに聞きましたよ。
笑いました。ガハハ。
懐かしい。そして、客観的に聞くと、頭おかしいんじゃないかって思えてきます(笑)。
「足の裏から滝!」とか、「糸で引っ張られる感じで!」とか、
「丹田に息を集めて!」とか、
なんか、おかしい。実に演劇的ですね。
演劇的人間工学と言いますか、
如何に人間が美しく振る舞えるか、その答えを求め、
編み出した秘術と言いますか、
そういう学問(?)のようなものがあるように感じますね。
感じました。
久しぶりにやって非常に楽しい出来事でした。