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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

演劇的身体学入門

なかまくらです。

昨日まで研修合宿でした。

で、

研修の一環として、演劇の演出家の指導を受けました。

教育と演劇。

ええ、この二つ、そうそう切り離せるものでもないのかもしれません。

「教師は”五者”であれ」 と言われます。

専門分野に通じた「学者」であれ。
生徒の将来を見通す「易者」であれ。
生徒の顔色から健康状態を察知できる「医者」であれ。
素の個ではなく、生徒の前では「役者」であれ。
教師は魅力ある「芸者」であれ。

そう。教師は「役者」でなければならないのです。(素笑い禁止!)


で。

何をやったかと言いますと、主に、

「姿勢」と「発声」、「身体表現」。

まあ、8:1:1くらいの割合でした。

何が必要かと言われると、実に難しい。確かにまずは教壇に立たないと仕方がない。

姿勢で人は印象が違うのだ。

発声とか身体表現は、興味を持たせるくらいの宣伝的な感じでした。


で。

私、大学時代は演劇などというものをやっていたものですから、

プロの演出家がどういうことをやるのか、楽しみにしておりました。

姿勢。

① まず、肩幅で立つ。

② 足の裏から水が滝のように地球の真ん中に滔々(とうとう)と流れ落ちるイメージで。

③ 頭のてっぺんに糸がついてその糸で引っ張られる感じで。

・・・・・・はい。
久しぶりに聞きましたよ。
笑いました。ガハハ。

懐かしい。そして、客観的に聞くと、頭おかしいんじゃないかって思えてきます(笑)。

「足の裏から滝!」とか、「糸で引っ張られる感じで!」とか、

「丹田に息を集めて!」とか、

なんか、おかしい。実に演劇的ですね。

演劇的人間工学と言いますか、

如何に人間が美しく振る舞えるか、その答えを求め、

編み出した秘術と言いますか、

そういう学問(?)のようなものがあるように感じますね。

感じました。


久しぶりにやって非常に楽しい出来事でした。





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