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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

映画「太陽」 観ました。

なかまくらです。

映画「太陽」 観ました。



世界中に、ウイルスが蔓延し、多くの人間が死んだ。

しかし、ウイルスに耐性のある人間が生き残る。

彼らは、強い光に弱く、太陽の下では生きられない身体になっていた。

彼らはしかし、優れた回復力と強い身体能力そして、明晰な判断能力を持っていた。

彼らはノクスと呼ばれた。

一方、ウイルスの脅威におびえながら生きる旧人類の生き残り。

彼らはキュリオと呼ばれた。

ノクスは反映し、キュリオは次第に衰退していった。

しかし、ノクスには致命的な欠点があった。子どもがほとんどできないのだ。

そんな真実を知らないまま、キュリオは、ノクスを夢見て、転換手術を受ける。

ある村でも、2人の若者が家族に翻弄されて、ノクスへの転換手術へと向かっていく。

ノクスになりたかった少年と、ノクスになりたくなかった少女。

最後にノクスになった少女は、ノクスにならなかった少年に、

こういうんですね。「今までいろいろ悩んできたのが馬鹿みたいだった」

それを聞いたノクスになりたかった少年は、ノクスになることを辞めるのでした。


そんな物語。

この映画の原作は演劇なんですよね。イキウメという映画。

2011年だったかな? に当時住んでいた広島から、大阪まで観に行って、

感動した思い出があります。

それほどに、この「太陽」は、私にとって大切な作品。

映画版は、家族に焦点を当てた物語になっていました。

だから、医者の金田の役割は映画版ではなくなっていました。

ノクスの出生率は、実質0、という部分は少し緩和されて、

ノクスは滅びゆくのだということは、すこしベールに包まれた感じになっていました。

まあ、思い出補正もあるでしょうが、舞台版の「太陽」のほうが好みでしたね。

ただ、

映画版の良いところは、

映像の美しさですね。

日本の映画特有の少しベールのかかったような画面。

アングル、風景。

そういったものが、「太陽」に対して持っていたイメージをさらにグンと

深めてくれたように思いました。

いい映画でしたよ。





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