なかまくらです。
「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました。
映画館でやっているのを知り、気になっていましたが、コロナの流行に恐れをなして、
あえなく断念。配信を待っていました。
あらすじ
ポール・アトレイデスは、アトレイデス家の嫡男であった。
母は、不思議な力で世界を影からコントロールしようとするベネ・ゲセリットの一族であった。
母の訓練を受けて育ったポールにも未熟ながら、不思議な力があった。
あるとき、アトレイデス家は、砂の惑星アラキスの統治を皇帝から任じられる。
惑星アラキスには、貴重な資源があり、その資源採掘の権利を没収された
ハルコンネン家が恨みを抱く。
また、惑星アラキスには、砂漠の民フレメンとの抗争といった問題もあった。
アトレイデス家の当主、レト男爵は、これらの問題に果敢に取り組むが、
ハルコンネン家と皇帝の罠にかかり、あえなく命を落としてしまう。
逃げ延びたポールと母ジェシカは、フレメンの集落へと逃げ延びる。
そこでポールの不思議な力(未来を観る力)が、発揮され、
フレメンとともに、帝国との大きな戦いが始まるヴィジョンを観る。
そこで、パート1は終わりです。
まず、直ぐに思ったのは、これ、アラビアンなスターウォーズだな!?
ということです。不思議な力、それを操る組織、帝国・・・。
ところが、どうやら、原作の小説は、1960年代の作品だと言うことで、
なにがどうしたら、その時代にこんなものが描けるのだろう!?
と思わずには居られなかったです。それと同時に、作品の重厚さです。
途中の反乱のところはあっさりしすぎていてちょっと物足りない感じでしたが、
とにかく描かなければならないことがたくさんあり、その中でどのように、
ストーリーとして成立させるかを苦心して、脚本が作られていることを感じました。
何度も映像化が試みられてきたようですが、これを映像化するのは困難だったようです。
今回、映画化したのは、「ブレードランナー2049」や「メッセージ」の
ドゥニ・ビルヌーブ監督です。どちらも、面白い映画でしたね。
カメラワークや映像体験としても、独特の世界を感じました。
本作の評価は、まだパート1ということで難しいですが、
ここからどんな決戦が始まるのか、楽しみな気持ちがある一方で、
たかだか、砂の惑星の一種族で、どうやって宇宙を支配する帝国と戦うのだろう?
というスケールが大きいのに小さい場所での局所的な勝利をもって、
戦争の勝利となってしまいそうな、世界系になりそうな不安を抱えつつ、
パート2を待ちたいと思います(2023年10月公開予定のようです)。