なかまくらです。
化学基礎の授業の準備をしています。
大体において、授業開きの授業は作るのにすごく時間がかかります。
ましてや毎年やる授業でないので、どうしようかなぁ、と。
最初の授業は純物質と混合物について。
最初の掴みで演示実験をしてやろうと考えたところまでは、まあ良しとして、
何をやるか。
混合物の分離と精製の方法は、ろ過、蒸溜、再結晶、昇華、クロマトグラフィー
などを勉強します。
ろ過が一番簡単ですが、まあ、パッと観て面白い要素がないのでは?
と、考えた末に、蒸溜の実験をすることに決定。
材料を注文して、さて、ワインを蒸溜してみると、
全然うまくいかないっ!! まず、蒸溜っぽいことは簡単にできる。
分離はできるのですが、これが、アルコールなのかが謎。
燃やしてみればいいのですが、燃やしても、全然燃えないじゃん!
そこで、疑問が浮かぶわけです。
・・・・・・そもそも、エタノールって、燃える・・・んだよね?
原液を燃やしてみる。
これが大変な事態に! ちょっとこぼれたところも燃える燃える!
慌てて消しました! そう、エタノールは燃える。
たぶん、ワインの温度が高すぎて、蒸溜したつもりが、水がたぶんに含まれているんだな。
そこで、ゆっくりと加熱。
蒸留した液体を紙にしみこませて、火を点けると・・・???
よく見たら、ついてる!! 火、ついてんじゃん!
なるほど、蒸溜は出来ていたんだ。
とりあえず、あとは板書を準備すればOK!
年越しそばでも用意したみているみたいですが、
平成31年度も無事に始まりそうです。