1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

【ドラマ】「マリオ~AIのゆくえ」観ました。

なかまくらです。

NHKのスペシャルドラマ「マリオ~AIのゆくえ」を観ました。



まあ、普段、あんまりテレビを見ない私。

初めてオンデマンドで購入してしまいました。

なにせ、脚本が前川知大さんなんですね。

私が大好きな劇作家さんです。

さて。さすがはNHK、俳優もすごい。

マリオ……西島秀俊
時枝悟……田中哲司
持田喜美……倉科カナ
神崎至……福崎那由他
神崎恵……西田尚美
馬場哲也……北村有起哉
橋本和夫……渡辺いっけい
糸魚川医師……菅原大吉
ホームレス……生瀬勝久

さて、あらすじ。

時枝は、人工知能をより人間らしくする研究に没頭していた。

警察官の手助けをするAI「マリオ」は成果を上げていたが、時枝は満足していなかった。

そこで、

事故で植物人間となってしまった警察官に、時枝は開発したAI「マリオ」を埋め込む。

これにより、人工知能に肉体を持たせることに成功したのであった。

肉体を得たマリオは、しかし、善悪の判断も分からない子供のようであった。

しかし、警察に発覚し、逃亡を余儀なくされたマリオは、

時枝の息子の至と出会い、交流を深めるうちに、次第に人間らしさを学んでいく。

欲があること、欲があってもやってはいけないこと。

欲望のままに動くのは人間ではなくて、動物だ。

そんなマリオを警察は処分しようと動く。

至を人質に取られ、マリオは警察と戦うことを選択する。

至の命を厭わない、AI導入に反対する馬場との対決にマリオは深手を負い、

別の機動隊員に撃ち殺されてしまう。


そんなお話でした。

最期、撃ち殺されて、あー、でも、そうだよなぁ、と思いながら見ていましたので、

ラストはちょっと救われた気持ちになりました。

AIが人間というものを学んでいくという過程を通して、

私たち自身が、人間とは何だろうか、ということを改めて考えさせられる物語でした。

普段、私たちが生きている町のいろいろな風景や情景、風の音や自転車が通る音、

雨が降り、誰かの話声がする。そんな風景に翻弄され、あたりを見回すマリオの姿に、

なぜだか、生きるっていうことをすごく意識させられました。

また、欲にまみれた人間がドラマの中で、ある種ステレオタイプのように演じられますが、

ドラマを画面の向こうに見る私たちは、それを「ああ、醜いなぁ」と思います。

そして、マリオに生き延びてほしいとも。

けれども、実際にAIが現実世界で誕生し、私たちをみたらどうでしょう。

不合理で、矛盾している私たちをAIは美しいと思ってくれるのでしょうか。

人間はどうあるべきなのか。私たちがAIを怖いと思うのは、

無意識のうちに、自分たちの醜さを感じているからかもしれないですね。


そんなことを思うのでした。

面白かったです。

NHKオンデマンド配信されています。DVD化しないかな。
「スーパープレミアム 「マリオ~AIのゆくえ~」」
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2018092001SA000/






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楽天カードのダイヤモンド会員の話

なかまくらです。

電子マネーの時代が次第に近づいてきて、

私もすっかりクレジットカードを使うようになりました。

なんでもいいのかな、と思いつつ、すごいポイントが付くらしい・・・

ということで、楽天カードデビューしたわけです。

ああ、もう一つそうした理由がありました。

e-Naviという使ったお金がわかるネットのサービスがあって、その中に家計簿があるのが、

結構便利なんですね、これが。

すると、恐ろしき無駄遣いの多さと、なぜ貯金がなかなか増えないかが判明するわけです。

で、

スーパーでもカードでお支払い、ガソリンもカード、その他日用品もカード、

ガス代もカードですし、携帯電話の通信費もカード・・・

なんてやっていますと、あれよあれよ、とダイヤモンド会員なんてものになっていたわけです。

これが、なかなかの巧妙な罠。一度ダイヤモンド会員になると、キープしたくなるわけです(笑

・・・で、キープの条件は2つ。

1. 過去6ヶ月で4,000ポイント以上獲得(100円1ポイント)
2. 過去6ヶ月で30回以上ポイントを獲得

です。



生活費をほぼすべてカードで払っていると、この6か月で4000ポイントは実は超簡単です。

そもそも、ダイヤモンド会員になると、楽天市場で買い物をすると、ポイントが4倍になるので、

半年で10万円くらいの買い物で、ななななんと! 達成できてしまうわけです(←病気

ところが、2の30回以上のポイントゲットは、かなりの至難の業なのです。

だって、半年で30回ということは、月に5回も楽天市場で買い物をしないといけないわけです。

通販は送料だってかかります。1回5,000円だとしたって、月に25,000円のお買い物。

そんなに物欲ないですわ。・・・と思っていたのです。

ところが、最近これが簡単になってきました。

それは2つ。

1つめは、楽天Edyで買い物をするようになったこと。

すると、いちいちポイントを獲得したことになります。

2つめは、ニコニコ動画の有料動画(200円くらい)を楽天カードで支払うようにしたこと。

これも、いちいちポイントを獲得したことになります。

そうすると、この2つだけで大体月に6回くらい回数が稼げます。

困っている方、おススメです(これは何の記事だったのか・・・苦笑


というわけで、たまには宣伝。

全然話は変わるのですが、ここは小説サイト付属のブログです。

私の書いた小説・戯曲がHPに載っていますので、

電車の中などでちょーっとお時間ありましたら、寄って行ってください^^


おしまい。





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【小説】バナナの皮殺人事件

なかまくらです。


書きっぱなしでデスクトップに置いてあった小説を発表します。

シリーズにしてもいいな。


どうぞ~~。



「バナナの皮殺人事件」

                   作・なかまくら



バナナの皮殺人事件


作・なかまくら


2018.11.12


 


凄惨な現場であった。


「無理心中ですな」「いや、殺人事件だろうさ」


二人の刑事は、ともに恰幅が良く、ともにパイプをくわえて、ひげを交互に撫でながら、事件現場を眺めていた。


「犯人はどっちだろうな」「いやさ、相討ちだろうね」


 


死体は二つ。凶器は花瓶。それぞれの凶器と頭部の外傷ががっちり合致。


「間違いないな」「間違いないね」


 


二人が頷く。


チェック柄のチョッキの青年は、指をさしている。丁度ダイニングのほうである。つまり、そのダイニングメッセージが残されていた。机の上には食べかけの夕食。こぼれたワインと、白身魚のギョギョ煮。そして、房についたバナナ。そのバナナの周りは水で妙に濡れていた。


 


地面にも食べ物がこぼれており、二人の刑事は、そっと目を逸らした。


「さぞかし美味しかったろうな」「ところが、今は匂いすら宜しくない」


「ところで二人の関係はどうだろうな」「見たところ、老人と青年というのは関わりの少ないものだ」


「存外、どうだろうか」「案外、その通りさ」


「よし、間違いないな」「間違いないね」


 


二人が頷いて、事件の調書に一筆ずつ、署名を始めたときに、


 


「おままちを!」


颯爽と現れるチェックコートの男が現れる。


「またチェックですな」「今日はチェック記念日ですかね」


「刑事さん、刑事さん、こんにちは。いつもお勤めご苦労様です」


チェックコートの男は、優雅に挨拶をする。


「いつも、どこからともなく現れますな」「探偵どのは、千里眼ですね」


「いえ、彼に事件が起きたので」


探偵は、さっそく現場を確認する。


「なるほど! 謎は解けました!」


「そうでしょうな」「そうでしょうね」


二人の刑事は、さも当然のように、ひげを交互に撫でた。


「チェックの彼・・・私の助手のアンサムくんは、バナナの皮に滑って後頭部を後ろの花瓶に強打! 後頭部陥没が死因ですね」


探偵は、ピクリとも動かないアンサムくんに近づいていく。


「ほう」「ほう」


二人の刑事はやれやれ、と言った表情でそれを見ている。


「見てください。彼の指さしているのは、壁です」


壁に近づくと、小さな蟻が何匹か確認できた。


「この壁、何か甘いものがぶつかったのでしょうね。蟻が集まっています。そして、」


探偵は、その壁から、アンサムくんのほうを向き直る。


「ちょうど、この壁のシミと、下に落ちているバナナの皮、アンサムくん、花瓶が落ちて割れている位置は、部屋の中で一直線上になっているのです!」


探偵がそう、高らかに叫ぶと、天井があるにもかかわらず、天から光が降り注いだ。


そして、アンサムくんを包み込むと、光の中から、アンサムくんが笑顔で現れるのであった。


「先生、ありがとうございました。また、うっかり、死んでしまいました!」


「君は本当に、いつも危なっかしいのだから、困ってしまうね」


「先生がいるから、安心してあの世へ行けるんです」


「いやいや、私を試すように突飛な方法で他界するのは遠慮してもらいたいものだな」


「どうも、すみません」


「・・・で、もちろん見たんだろう、犯人を」


「ええ」


 


**


 


そんなわけで、真犯人は、隣人のジェムリフさんであることがわかったそうです。


二人の刑事が逮捕に向かい、先生とアンサムさんの活躍で一件落着となったとさ。


「はい、記録おしまい」


女の子は、それをファイルに綴じると、事件簿の並ぶ本棚に戻した。







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『GODZILLA 星を喰う者』観ました。

なかまくらです。

少し前ですが・・・

『GODZILLA 星を喰う者』を観ました。



アニメ版ゴジラ映画の3部作の3作目。

アニメーションの制作会社は、ポリゴンピクチャーズで、

3Dアニメーションを得意としている制作会社です。

ディズニーっぽい3Dではなくて、アニメよりの3Dがなかなか気に入っています。

さて。

前作までのあらすじは、こちらをご覧ください。


『GODZILLA 怪獣惑星』観ました。

『GODZILLA 決戦機動増殖都市』観ました。

脚本は虚淵さん。観たものに絶望を与えることに定評がある方です(笑



3作目は、ギドラが登場するらしい・・・という情報だけで、観に行きました。

メカゴジラシティでのゴジラとの決戦で、ほとんどの兵器を失った人類は、

人類が捨て去り、2万年が経った地球に生き延びていたフツワの民に身を寄せて

生き延びていた。幾人もがフツワの民と同じように暮らすようになっていく。

ハルオもまたそうであり、夫婦になるのであった。

そんな中、生き残った人類たちは、メトフィエスの唱えるエクシフの信仰に次第にすがる様に

なっていく。

その信仰が高まったとき、メトフィエスの真の目的が明かされる。

それは、地球にギドラを呼ぶことであった。ギドラは別宇宙からやってくる。

別宇宙の異なる物理法則によって、なすすべもなく人類の母船は失われ、

ゴジラでさえも、触れることすらできない。

観測することさえできず、ギドラの周囲では時空間もバラバラになってしまうのであった。

ハルオはメトフィエスとの・・・あるいはギドラとの対決に臨んだ。

メトフィエスの左目に埋め込まれたデバイスを破壊したとき、

ギドラの全能性は失われ、ゴジラはそれを破壊するのであった。

ハルオは、生き残ったが、博士が修理した最期の人型兵器に乗り込み、

憎しみとともに、ゴジラに特攻し、散るのであった。


そんなお話でした。

ネット上ではなかなかの酷評でしたが、個人的にはかなり好きでした。

ゴジラと人類の文明として戦うとはどういうことなのだろう、ということを考える3部作でした。

人類は感情的に戦い、科学的に戦い、そしてこの3作目では、宗教で戦った。

人が次第に流されていき、集約されたところにギドラが登場するのは

なかなかワクワクする展開でした。

ただ、ギドラ、もうちょっと強くてもよかったと思います^^;

いくらゴジラからの攻撃が当たるようになったからといって、ちょっと弱すぎでした。

そこから第二形態・・・じゃないですが、そこからもうちょっと粘ってほしかったし、

部分的に物理法則を書き換えられたっていいと思うのに、

瞬殺されてしまいました。なはは・・・。

あとはラストはなかなかムズムズしましたね。

フツワの民で、ハルオと結ばれた女性が、最後のシーン、少し怖い顔をしています。

それは、フツワの民がずっと知らないで生きてきた”憎しみ”という感情なのでは?

それが生まれてしまい、ハルオが死んで、断ち切られたと思ったものは、

わずかに消えずに残ったのでは・・・?

というような風に見えました。


ともかく、面白かったです。

おわり。





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しもやけさん、いらしてましたか。

なかまくらです。

ふと・・・足の指がかゆい!!

ハッと気づいた時には、すでに遅し。

これは・・・しもやけさんじゃないですか~~。

今年も来ましたか~~。

かゆいな~~、

仕事に集中できないんですよ、あなたがいると(誰か人間に言いたい台詞ですわ

去年のこと・・・

出会いが。


こ、これは・・・・!

とても快適なんですね~~。お湯、めっちゃ使いますが、

温めている間だけは、かゆみが来ないんです。

早速押し入れから引っ張り出しました。







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