1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

ひとりしばい Vol.3 北村 諒「ひとりシャドウストライカー、 またはセカンドトップ、 または、ラインブレイカー」 見ました

なかまくらです。

基本、見た目でちやほやされる感じの人のお芝居は見ないのですが(苦笑)、

知人に紹介されたので、ちょっと好みではなさそうなお芝居を見てみることに。


ひとりしばい Vol.3 北村 諒「ひとりシャドウストライカー、 またはセカンドトップ、 または、ラインブレイカー」



あらすじ


第一次世界大戦後のドイツに生きた少年を描いた一人芝居。
少年の一番の友人はシャボウスキーというネズミ。
彼の二番目の友人は「二番が一番」という大道芸人。
少年は彼をセカンドトップと呼んでいた。
彼には、セカンドトップが戦争に行って国のために戦わない理由がわからなかった。
彼は言う。1番は勝つことかもしれないけれど、2番は殺さないこと。
2番が1番なんだ。
なんだか少年には「セカンドトップ」が弱虫に見えた。
「問題の人種」と一緒だと言ってしまった。
そして、セカンドトップと別れて4年が経った。
元少年は、東ドイツで政治家になっていた。
壁を壊そうとする少女はシャボウスキーという名の野ウサギと仲良くしていた。
元少年は、少女に自分の少年時代を重ね、何度も会うようになっていた。
少女は事も無げに、壁はいつか壊れる、なんていう。
時代は移ろうとしていた。
不満が溜まり、壁を壊そうとする運動は広がっていた。
元少年は、まだ、ただのスポークスマンだった。
けれども、彼は、スポークスマンとして、不用意な発言をするシャドウストライカーだったのだ。
彼は、「ベルリンの壁を含めて、すべての国境通過点から出国が認められる。私の認識では、直ちに、です」と言い放った。
それは、政府の決定とは違う発表であり、これをきっかけにベルリンの壁は崩壊する。
・・・というお話でした。60分くらい。
最初の20分くらいは、世界観に入れず、また、カメラワークと独特の声を張り上げる演出? 演技?に入り込めませんでしたが、2つ目のセカンドトップの話に入ってきて、地に足が付きだして急に面白くなりました。そして、そのまま最後まで時代とともに駆け抜けた気持ちになりました。
初めに、舞台との間には壁がある・・・という前語りで始まったこのお芝居でしたが、その壁というものをベルリンの壁に見立てて崩壊させるという分かったような分からないようなお話でした。
いま我々の前にあるウイルスという壁。どこにでもいる少年がいて、それぞれのドラマがあって、生きていて壁を壊そうともがいている人がいる。それがこの芝居の主人公で、このひとりしばいをネットでお金を取って(3000円とはなかなかですよ)配信するというこの新型コロナウイルスのこの時代だからこその試みだったのだろう、というお芝居でした。
面白かったです。でも、カメラワークの演出はちょっと真正面アップが多すぎかと。





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ぎっくり

おもわず

「うぎゃっ」となりました。

軽いぎっくり腰ですね。座っていても立っていても痛い。

サポーターをぐるりと巻きますとちょっとラク。

軽くてよかった・・・。





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鍍金の・・・

なかまくらです。

うーーーん、全然うまい方向に持っていけなかった!

仕事のこと。

1週間くらい悩んで、これでどうだ! と臨んだけれど、

・・・無力感。人の心は難しいですね。


昔見たアニメを思い出しました。

「俺には何の力もないんだ・・・でもそう(頼りに)なれるように頑張るよ」





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「デス・ストランディング」クリアーしました!

なかまくらです。

PS4のゲーム「デス・ストランディング」をクリアーしました。



総プレイ時間100時間とちょっと。

よくもまあやったものです。

どんなゲームか。

アメリカ大陸は、「デス・ストランディング」という現象によって分断されてしまった。

死者はあの世へ行かず、BTという幽霊となって現世に残り、

生者と接触すると、対消滅を起こして、周囲を巻き込む大爆発を起こす。

さらに、降る雨は、「時雨」と呼ばれ、生き物の時間を急速に奪い老化させる。

この「デス・ストランディング」現象によって、人類は地下のシェルターに

住むようになった。

そのため、都市から都市へと荷物を運ぶポーターの存在が重宝されるようになった。

そのポーターの一人であるサムが主人公。

アメリカを再びつなぐための新しい通信システム「カイラル通信」のキーをもって、

アメリカを横断する旅に出るのだった。

というようなお話。

基本的には、荷物を運ぶお使いゲームなのですが、

道が舗装されていない!(そりゃそうだ)



そのため、どういったルートで目的地に行くか、

新しい場所へ行くたびに、ルート探索をしないといけないのです。

富士山に登った経験があったのが大きかったのかもしれませんが、

これが楽しい。岩に足がかかれば簡単に転ぶし、荷物を積みすぎれば

もちろん転倒する。そうすると、荷物がダメージを受けて評価が下がる。

大陸を横断するわけですから、平地もあれば山地もある。雪山だってある。



景色もきれいで楽しめます。

・・・ルートの探索には、「デス・ストランディング」によって出現した要因も。

荷物を配達人から奪うミュールの拠点を避けつつ進んだり、戦ったり。

BTの出現ポイントを避けたり、戦ったり。



武器も荷物の重量が増えるので、そうそう毎回戦うわけにもいかないのです。

中盤になると一気にできることが増えて、世界が広がります。

落ちている素材や、ミュールから素材を奪ってきて、国道を復旧させて

バイクで走れるのです。これが走っているだけで爽快! バイクが欲しくなります(笑

大陸中央の配送の後半は、雪山が続きます・・・!

ホワイトアウトで前も見えないところも。

ジップラインという簡易ロープウェイみたいなのを建設できるので、

ひたすら建設ルートを探して作っていきます。

・・・・・・という感じに、このインフラ作りに一番ハマりました。

しかも、PSネットワークでフォローした別のプレイヤーのジップラインや国道が

使えたり、バイクやトラックをシェアしたりできるので、めんどくさすぎることもない。

そんなこんなで一生懸命インフラを整えていくうちに、

気が付いたらストーリーも終盤に。

「デス・ストランディング」現象が古い地層から見つかり、

実はビッグ5と呼ばれる大量絶滅の際にはこれまでも起こっていたことが判明する。

そして、都市をつなげるサムを妨害してくるヒッグスの目的も明らかになる。

サムと絆を深める赤子の形をした装備「BB」の出生の秘密も・・・。

なんて、感じで最後は怒涛の謎解き!

そして、ラスボス! でかいな!

やっと手に入れたグレネードランチャーで撃ちまくります!(重量ありすぎ



そして、エンディング。

最後のサムの出生の秘密・・・、すべてがつながっていく感動。

生きるってすごいなぁ・・・。

独創性にあふれる世界に没入したゲーム体験でした。面白かったです。





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遠くにかすんで見える職業としての仕事のゴール

なかまくらです。

新型コロナウイルスでグループ学習をストップしています。

すると、今まで誤魔化してきた授業のいろいろな拙さや、

すっ飛ばしていた理解のステップが見えてきて貴重な経験をしています。

一方、生徒たちは最初こそ戸惑ったものの、新しい授業にどんどん順応していく。

すごいな、高校生。


そんな中ですが、2年後の学習指導要領改訂に向けて、

昨年から取り組んでいる探究型の授業については細々と試行錯誤をしています。



少し前に、職場の数学の先生と飲みに行ったとき、

「本当の本質を知るためには何を勉強したらいいのか?」

というような話題になって、数学とか物理とかを学んでいけば・・・

という話をしたところ、でも結局は、物理を学んでもすごく簡単な現象さえ、

説明できないことに愕然とした、とその先生が話していて、なるほどな、と思いました。


それをずっと頭の片隅で転がしていたのですが、

なるほどその疑問に対する答えを自分も探していたのだ、と最近思ったのでした。

理論と実際の統合をしたい。

理想気体の状態方程式が、実際の気体の場合とどう違うのか知っていて使うのか、

知らずに使うのかではわけが違う。そういうところから、

物理の法則とされているものの、背景を深めていくことが、

より良い理解につながるのではないか、と考えるようになりました。

そのために、工作ができるようになったりという2年前くらいまで

せっせと取り組んでいたこととかが役に立ちますし、

自分の仕事が一本の線でつながっていくような感覚がして、ちょっと楽しい体験でした。





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