なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
おおかみこどもの雨と雪 観ました。
あらすじ
"私"の母である 大学生だった花が、恋をした男はおおかみおとこだった。
花が二人目の子どもを産んでまもなく、彼はふいに亡くなる。
おおかみとして生きるか、にんげんとして生きるか、どちらの道も選べるようにしてあげたい。
都会の生きづらさを感じた花は、田舎に引っ越すことにする。
やんちゃな雪 と おくびょうな雨 。
ふたりは大自然の中で大きくなり、小学校へ通うようになっていく。
そんな頃、 雨 と 雪 がケンカをする。
にんげんとして生きるのか、おおかみとして生きるのか、
二人と、そして母親の花にも決断と時が迫っていた。
みたいな、話でした。
ふむ。星4つ。
おもしれぇええええっ! て、ならなかった。
面白かったね、という感じでした。
なんというか、私、今年24才(♂)なんですけれど、対象年齢が違ったかな? という感じでした。
「となりのトトロ」 を観て、 うおおおおっ! って、ならないのとなんか似た感じ。
もうちょっと年取ってたら・・・あるいはもっと小さかったら、楽しめたかなぁ、という感じでした。
パーツ毎はもう、抜群によくて、構成力は抜群なんですけれど、
例えば、おおかみになって森で生きようとする子どもを止める時、花はやっぱり母である前に、
にんげんであることを強く意識させられるのです。
でも、そこまで掘り下げて描かない。一瞬の表情にその感情が現れますが、そのあと、子どもも、母もそれをほとんど出さずに終わってしまう。
そういうところが、ちょっと対象年齢が低い あるいは 高い。
描きたいのはそこではないのですよ、母の愛なのですよ、と言われた気がしました。
最後の別れの直前、目が覚めた後にまで花は必死に呼び止めないほうがよかったんじゃないかな・・・。
感情の変化が早すぎた、なぁ、と。
はい。
前述の「となりのトトロ」を”お父さん”の視点から見た感じのお話でした。
まあ結構面白かったです。観て損はしないと思います。
おわり。
なかまくらです。
壁井ユカコさんの「イチゴミルク ビターデイズ」を読みました。
あらすじ
主人公の千種(ちぐさ)は東京に出てきた普通のOL。その家に、高校の同級生だった古池鞠子が3000万と一緒に飛び込んでくる。
「強盗殺人したの、匿って」 そう言って二人はなし崩しに一緒に暮らしだす。
千種とは付き合ったり別れたりの腐れ縁の都丸もときどき顔を出す。
千種は、けれども、高校3年のある季節のことを思い出していた。その時を境に、古池鞠子と千種は卒業まで口を利かなかった。なのに、なぜ今更なんだろう。
鞠子も都丸も子供のように奔放で、振り回されながら、千種は社会人として毎日働いていた。
みたいな感じです。
ふうむ。読みやすいです。テーマもわかりやすいし。
こないだ読んだ サマーサイダーより読みやすかったかな。
異色作? うん、異色作、かなぁ??
魅力的なキャラクターにぐいぐい読まされました。面白かったです。
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