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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

多作と寡作

なかまくらです。

最近、寡作気味ですみません。

いや、それでも、わりとよく書いてるとは思うのですが、それでもだいぶ減りました。

才能が枯渇したとか、そういうのもあるかもしれません。認めたくはないけれど、そうかもしれない。

あの時代のような、勢いにまかせて書くのはしんどくなってきた。

でも、それよりも、網の目が細かくなってきた、と感じています。

「ストーリー」と「テーマ」のバランス取りをちゃんとしないと、物語っていうのは2次元のままです。

紙の向こう側に広がっていくような、或いは、立ち上がってくるような現実感、物語の奥行きを持つ

物語を書きたい、とすると、

そんなにポンポン出てきません。なぜって、人の悩みってそんな簡単に解決しないから。

現実感を感じられる物語というのは、現実を写実的に描写することじゃあなくて、

突飛な設定でいい。その現実世界への射影空間であればいい。

それが「ストーリー」。ストーリーはいつだって、読ませるための道具であるべきで、

ストーリー自体が、見てほしいものになってしまうのを私は恐れて、寡作になってきたのだと

そう思っています。

今ちまちま書いてる4作品のどれかが、今年中にあと2か月で完成したらいいなぁ、と思ってます(笑)






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