なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
関係者だけを集めてやるお芝居をアトリエ公演というんだとか。
この夏で24才になりましたけれど、なんでみんなそんな恋バナが好きなんですか?笑
とりあえず、恋バナしてれば、乗りきれる的なそれはなんなんですか?怒
つまらんなー、と眺めていることが多いです。
視点を変えて、恋バナがどうして面白いか、考えてみる。
・・・・・・考えるまでもなく、思い当たる私なりの結論は、
1。 人の不幸は蜜の味
2。 ドラマを求めている
このへんではないかと。あ、別に不幸じゃなくてもいいんです。ちょっかい出せる話なら。でも間違いなく、どこか面白いことが起こることを期待していますよね(2。のドラマを求めている にもつながる)
で、ふと思ったんですが、
これって、全然関係ない人の話だとまったく面白くないですよね。
すると、演劇を楽しむ私には、これが当てはまらないかと顧みたくなるわけです。
1。 知り合いがやってるから、その役が面白い。
2。 ドラマを求めている。
こうやってみてみると、やっぱり、お芝居が一般のお客さんに魅せるものって、ドラマしかないんじゃないかなぁ、と思えてくるわけです。
あくまで、タイトルのふたつが、同じ魅力を持っていたとして。
進級テストは、子どもにとってきっと大人が思っている以上に重要な出来事なんだなと思わされることがありました。
第一、幼稚園・小学校で、「不合格」と言われるような挫折って、そんなにない気がします。
漢字テストとか計算テストとか、あったとしても、次の日にはまたテストして、「今度は合格、よく頑張ったね」
というレベルかな。
ところが、2カ月も練習して(と言っても、実質7回ですが・・・)
「ダメだったので、また2カ月練習しよう」 というのは、
実質、「君の頑張りが足りなかった」と言っているようなもので、大変な挫折なのでしょう。
本当は、コーチの腕が足りなかったり、クラス編成に問題があったりもするのに
(いや、これもコーチの問題か・・・)、その辺は棚にあげて不合格をつきつけるわけです。
・・・とはいえ、ダメなものはダメというか、60点で合格なら、60点はとらないといけないわけで。
60点をとらせる指導をするのか、本人が60点をとろうとする指導をするのかというのも、難しいところです。
基準はあるわけです。バタフライだったら、
① 手と足のタイミングがあっていること
② 手が真っ直ぐに後ろから前へ戻ってくること
③ 規程の距離を①②を守って泳ぎきれること
この3つなのですが、どれを重視してその子どもを指導するかは、コーチの裁量みたいになっちゃうわけです。
それがきっとコーチの腕の見せ所で、子どもが悔しい思いをしてしまっているのは、コーチのそれが甘かった所為。だいたいはそう。
上手な子は、ちょっとお手本を見せればそのままひょいっと出来るようになってしまうものです(そこからの微修正も何だかんだこなしてしまう)。そうでない子の身体的・性格的特徴をいかに理解していくか。その大切さを改めて感じました。
おわり。
なかまくらです。
芝居空間侍エレクトリカルパレード 「髑髏城の七人 -アカドクロ-」 観てきました。
@サタケメモリアルホール
作・中島かずき(劇団☆新感線) 演出・森新太郎
本家は観てません。
※ 続いて注意。この筆者、なかまくら(以下、私(♂))という人物は、どちらかというとちょこっと抽象劇なものが好きであとは、SFチックなものが好きな人間です。
さて。今回、ダブルキャストだったこの劇団、このお芝居、
最終日に2回続けて観たので、順に(龍)組のお芝居から書いていきます。
あらすじ(は、劇団の公式ページからコピペ)
時は戦国時代。
本能寺の変の後、
豊臣秀吉が天下統一を目指す中、
関東では<天魔王>率いる「関東髑髏党」が強大な勢力を誇っていた。
髑髏党に追われる<沙霧>を行きがかり助けた浪人、<狸穴二郎衛門>と、玉ころがしの<捨之介>。
彼らは色街無界の里の主人、<無界屋蘭兵衛>に彼女を匿ってくれるように頼む。
そこには、関東随一の<極楽太夫>、関八州荒武者隊を名乗る抜かずの<兵庫>らがいた。
沙霧を追う髑髏党は、向かいの里に隠れる沙霧を見つけ出し、里を襲う。
そこに突然現れた天魔王によって、捨之介と蘭平衛たちの過去が明らかになる。
さらに、天魔王の魔の手は、捨之介の旧知の刀鍛冶の<贋鉄斎>にも伸びるのだった。
― 時代の裂け目に現れた名もなき七人の戦いが、今まさに始まろうとしていた。
うん、そういうお話でした。
さて、このあらすじに登場した人物は七人じゃないぞ! ということで、他にもいろんな人が出てきまして、最終的に仲間としてこの戦いを乗り越えていく七人は一体誰なんだ・・・! というのも楽しみ方なんだとか(受け売り)。
で、とりあえず、(龍)組の感想から。
えー・・・と、{龍}組は、広島大学演劇団を中心とした、若いメンバーで構成されたメンバーでした。主役の捨之介は、侍さんでの経験も豊富な小林さん。
で、前から8列目くらいで観たのですが、全体的に活舌がww
話が全然入ってこない。1割くらい何言ってるか分からず、よく分からんが、とりあえず、ここが仲間になって、ここは裏切って・・・、というのを殺陣の敵味方で観ている状態。特に聞き取れずぽかーんとなったのが、
・ 「名は体を表す」の「名」はまったく聞き取れず。
・ 蘭丸の裏切る(薬を飲まされる)前後の信長公の云々・・・のやりとり。
・ 徳川公の「今は押さえて・・・」からの「戦の準備じゃあ!」のあたりのくだり。
この辺は、2回目(虎)組の公演を前の方で観るまでは、何が起こっているのかさっぱりでした。
という(龍)組でしたが、
沙霧を演じた門脇さんもベテランの先輩でありまして、沙霧は、「お転婆な盗賊っ娘」という印象でした。「なよ竹」を思い出しました。今回はどこか強がってるような空元気な感じがまた良かったです。
捨之介の小林さんは、現代の漫画の主人公みたいでした。頼りなくて、嘘つきでダメな男だけれども、いざという時は本当に頼りになる男。沙霧が、仲間に「無茶なお願いだと分かっているけれど、捨之介を助けてほしい」と言ったとき、仲間が応じます。それほどの信頼感を捨之介は仲間のうちに作ってきたんだよな、ということをすんなりと観ていた私も受け入れることができ、感動しました。
徳川公を演じた中野くんは、戦国カフェから久しく徳川公(あれ、武田信玄だっけ?)としておりまして、今回はいよいよの大役ですな、ということで満を持して、という感がありました。最初の浪人姿、良く似合っていました。半蔵の名前を明かしちゃうところとか、ちょっとチャーミングなところのあるしっかりとした役、という役どころが、彼にはまり役でした。
それから、兵庫を演じた小池くんが弾けていました。一番威勢のいい役で、田舎もんの垢抜けなさがあって、チャーミングで良かったです。殺陣も頑張っていました。
蘭兵衛の押目さんは、煙管(キセル)のギミックをつかった最初の殺陣が格好良かったです。座頭市みたい。
オカマ坊主の森くんは笑えました。
裏切り三五の白井くんは最近変態キャラが多いですが、身長が高くて、カウボーイビバップの主役の人みたいな役柄をやったら面白いと思います。そのためには、忍たまのとべ先生みたいなゆらりな動きになるといいなぁ、と思いました。変態の表情は藤田くんが上ですね(笑)。ちょっと全力キャラ過ぎた気がします。
極楽太夫の佐藤さんは抜群の安定感でした。凄い武器持っていました。るろ剣の世界ですね(笑)。しかも、それを振り回して、物理で殴る(笑)。
印象に残ったのはそんなところ。
続いて、(虎)組。(この記事なげーよ 笑)
(虎)組は、広島市で活躍されているような、私が入学される以前の演劇団の先輩方(?)な、方々を中心としたメンバーだそうです。(こちらのメンバーはこの人観たことあるなーくらいの方が多いです。)
こちらは、前の方で観ていたのもあり、2回目であったのもあり、結構1回目で聞き取れなかったところが分かり、ストーリーが理解できました。
どうしても比較して、こっちのが好きとかでてくるのはご勘弁くださいね。
沙霧を演じた三好さんは、感情の振れ幅が大きくて子どもっぽいところがあって、無邪気な感じで、でも、ちょっと暗い過去をもつような雰囲気を感じられなかった、かな、という感じでした。動きの躍動感はすごいです。
捨之介の吉本さんは、一昔前のアニメの主人公みたいなタイプ。熱血漢で、燃える男。それだけに、前半のクールな印象が合わなかったです。大男で、見るからに強そうで、強いし(笑)。ただ、後半の活躍は燃える男に引っ張られました。そして、悪役が似合いました。
天魔王配下の邪鬼丸の笹木さんが山賊然とした無法者感が凄くよく出ていて(衣装も良かった)、よく印象に残りました。
蘭兵衛の三根さんも抜群の安定感がありまして、捨之介と蘭兵衛の会話は非常に安定していて、ふたりの関係がにじみ出てくるようでした。
天魔王の配下の左側にいつも立ってる女だった福島さんは、もっと悪女になれる気がします。OP映像の写真の悪女っぷりがヤバかったです。
こちらはやはり、2回目というのがあるのか、それともそうなのか、
安定、というか、なんとなくこなれている気がして、会話のテンポもよく、前半60分、まったく入っていけなかったのですが、
休憩後、後半は、怒涛の盛り上がり。その実力を見せつけられました。
さて。
両方を観て、
私は、(龍)の方が好きでした。沙霧と捨之介の配役が好きだったからかな。
しかし今回は、ダブルキャストということで、ベテランの方々のヒートアップっぷりには、度肝を抜かれたというか、普段のメンバーにない、熱量を感じることができたというのは、侍さんに参加する方々にとって大きなことだったんじゃないかなぁ、次はもっと熱いんじゃないかなぁ、と期待しつつ、・・・多分私は、これが、侍さんの芝居は最後の観劇になりそうです。3月に広島を離れて実家に帰ってしまいます故。いつか・・・・全国公演を、ね(笑)。いえ、なんでもないです。
さて次。
ギャグが合わなかった・・・。侍さんが劇団新感線をリスペクトしているのはよく分かりました。
いじりとゴリ押しと大袈裟なギャグがちょっと合わなかったです・・・戦国カフェのコメディがこんなノリだったような。
個人的に、クスリと笑えるほうが好きです。ちらほらはありましたけれどね・・・。まあ、そういうお芝居じゃないのは分かって観に行っていたので、これはもういいや。
次。殺陣が多すぎました・・・。観ていて疲れました。途中休憩はありましたが、それでも、前半50分、後半100分程度ありまして、かわるがわる、次々と殺陣が入ってきまして、最後の盛り上がるあたりで、せっかく、敵の居城に突入して、内部を進行しているというのに、なんだかもうお腹いっぱい感が・・・。もうちょっと少なくても良かったのでは、と思いました。
あと、加えて、最後の天魔王と捨之介の殺陣がちょっと印象に薄くなってしまったように思いました。
侍さんの殺陣で、凄く印象に残っているのは、「贋作 罪と罰」の最後の殺陣。一騎打ち。桜の花びらが舞い散る中、刃を交えるふたり。あの殺陣は今でも脳裏に焼き付いています。ああいうのをもう一度観たいなぁ、と思います。
勝手なことばかり、書き連ね、長くなりましたが、このあたりで、失礼つかまつる。
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