なかまくらです。
「デス・ストランディング」読みました。
新潮文庫で上下巻。ゲームのノベライズなのですが、
ゲームが面白くて、ノベライズも読もう、と思い立ったのでした。
ゲームをしたときの記事はこちら
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「デス・ストランディング」クリアーしました!地球の生命の歴史の中で幾度となく繰り返されてきた大量絶滅に対して、
大胆な解釈を加えて描き出した傑作でした。
絶滅は消滅を免れるための生命の手段である。
宇宙の誕生の際に、対消滅ですべて消えてしまうはずだった物質は、
少しだけ多かった物質のほうが残り、現在の宇宙を構成している。
大量絶滅が起こるとき、その種を絶滅させようとする作用みたいなのが働く。
それが起こると、その種に対する対消滅体が生じるようになる。
その対消滅体との衝突で物質ごとなくなってしまわないように、その種は絶滅を選択する。
そして、これまで起こってきた5回の大量絶滅(ビッグファイブ)の謎を解き明かしながら、
6度目の大量絶滅(人間の対消滅体の出現)にどう立ち向かっていくか・・・。
みたいなお話でした。
ノベライズ版では、大量絶滅への解釈や、ゲームを1度プレイしただけでは、
掴み切れなかった、世界観の詳細や、登場人物たちの過去やそれぞれの場面での心情、
主人公サムの出生についてなど、より味わい深くなりました。
なかなか面白かったです。
おわり。