1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

物体の転倒する条件

なかまくらです。
高校物理の中に、剛体の運動に関する単元がありまして、

この最後に取り扱うのが、物体が転倒する条件なのです。

剛体というのは、大きさを持つが、力を加えても変形しない物体のことです。

力の性質として習うのは、運動の状態を変化させること、物体を変形させること

ですが、高校物理ではこの二つを同時に取り扱うのは難しいので、とにかく、

変形は考えないことにしているのですね。

さて、この物体の転倒する条件ですが、私はこんな感じで教えています。

<1>物体が転倒するとき

   摩擦力 > 引く力  の状態で倒れる


<2>物体が滑り出すとき

   最大摩擦力 < 引く力  の状態で滑り出す


教科書は、抗力を使って説明していますが、ややこしい。

すごくイメージ的な説明ですが、体育館の床を想像すると、

下の図のように、摩擦が大きいと、キュッと、つんのめるんですよね。



だから、(最大)摩擦力が大きいと、つんのめって転倒する。

ところが、(最大)摩擦力が小さいと、踏み出した足が適度に滑るから転倒しない。

そんな風に考えたら、つじつまがあっていいですよね。





拍手[0回]

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
2
3 4 5 6 7 8 9
10 12 13 14 15
18 19 20 21 23
24 25 26 27 28 29 30

アーカイブ

フリーエリア

ブクログ



ブログ内検索