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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

is she a pallalel?

なかまくらです。

今回短いですが。ロリコンめ! 歳の差婚が閣下を勇気づけます。

http://1cm3.mamagoto.com/Entry/436/のつづき。



 
 
スコール   やー、なんとかなりましたね~。
アイ     ホント・・・ありがとう。ええと・・・
スコール   ?
アイ     そうか・・・記憶喪失なんだっけ。
スコール   そうらしいです。
アイ     名前くらい覚えてないの?
スコール   うーん・・・オボロゲニ?
アイ     どんな感じ? 最初の文字とか。
スコール   天気にまつわるような?
アイ     天気かぁ・・・。じゃあね、とりあえず私は仮にあなたをリポートと呼ぶことにするね。
スコール   リポート?
アイ     そう、きっとあなたは何かを伝えてくれるの。って、言うのはとりあえず私の妄想ね。
リポート   はい。
アイ     後は、これかなぁ。
 
アイちゃん、メガネとベレー帽。
 
アイ     どう、似合う?
リポート   変装・・・ですか?
アイ     あー、もう敬語やめない?
リポート   え?
アイ     そう。これから私たちは仲良くなるの。
リポート   私なんか拾ってくださってありがとうございます。
アイ     って、思ってるわけか。あのね。
リポート   はい。
アイ     私も行くあてがないの。
リポート   へっ?
アイ     ん~、クビになっちゃってさぁ~。
リポート   クビに・・・。
アイ     そ。だからね、働かないといけないわけ。私は~追われる身だから~、あなたに、頑張ってもらわないとね。だから、むしろ、よろしくお願いします、なわけよ。
リポート   ・・・・・・。
アイ     これからよろしくね、リポート。
リポート   う、うん、よろしく。
 
 

 
 
閣下     ゼロ! ゼロ!
隊長     はっ、閣下。
閣下     アイちゃんはまだ見つからないのか?
隊長     はっ・・・どうも、手引きをする人間がいるようで。
閣下     なるほど。そのものも、国家反逆罪で指名手配しても構わない。
隊長     閣下、それがひとつお耳に入れておきたいことが。
閣下     なんだね?
隊長     その手引きしたものですが、どうやらこの国の人間ではないようなのです。
閣下     この国の人間ではないと?
隊長     そう言いました。
閣下     言い間違えかと思ったぞ。
隊長     私は聞き間違いだと思いましたし、私の部下は見間違いだと思ったそうです。
閣下     で、結局何が間違っていたんだ?
隊長     どうやら、何も間違ってなかったみたいなんですよ。
閣下     つまり、
隊長     手引きをしたものは、この国の外からやってきたということです。
閣下     不可能だ。ここは人類に残された最後の楽園なんだぞ。この世界の外側がどうなっているか、知らないわけではないだろう。
隊長     この徹底した人口管理の下で、20を過ぎるまで一人の人間が存在せずに存在し続けるなどということが可能でしょうか。
 
閣下     ・・・・・・。
隊長     ・・・・・・。
 
閣下     分かった。仮に、外からやってきたとして、奴らのスパイであるという可能性は?
隊長     見た目には・・・特には。
閣下     そうか・・・。いいか、アイちゃんとその女を必ずや、ここへ連れてくるのだ。
隊長     はっ。
閣下     アイちゃんは、私のフィアンセなんだからな。
隊長     ・・・・・・・・・はっ。
 
 





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