なかまくらです。
創作のお話。
最近、書いても書いてもん~~、ということが多いです。
ストーリーを生み出す力は、昔のほうがあったのかなぁと思わなくもないですね。
題材としては、昔よりもいいものを書いているんじゃないかなぁって、
思うのですが、うまく伝えられていない感があります。
とはいえ、
かの松井秀喜選手がかつて言うことには、
過去の良い状態を思い出そうとすることは、その時点で後向きな思考である。
ということなんだそう。
そうですよね。あの時はあの時にしか書けないものがあったわけで、
今は、今しか書けない物語があるはずなのです。
それが、過去にこだわっていては、
今書けるはずの物語をみすみす逃してしまうことになる。
そんなんじゃあいかんのだ。
ともかく、最近、おろそかになっていることを反省してみると、
まずは、「セミパブリック」な空間づくりですかね?
私は、もっと人と人との出会いをちゃんと描く作家だった気がしますね。
人と人が出会ったとき、どんなことが起こるのか。一人一人をちゃんと眺めてやって、
結論を出す。そういう物語が書きたいですねぇ。
それから、こんな物語にしたいなぁ、という挑戦的ビジョンをもっていることでしょうか。
これは、物語一編一編に対して、というよりは、作家としての目標というべきものでしょう。
これが、最近はあまりなくて、毎年、今度はどんな物語を書こうかなぁ、
とずっと同じことを繰り返しているんですよね。
それじゃあ、面白くなっていかない。
そんなところを、意識しつつ、今年も物語を書いてきます。
そんなお話でした。