1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

オリジナリ茶

なかまくらです。


くまったくまった。たくまった。

オリジナリティというものについて一考。


オリジナリティとはなんぞや。


物語のオリジナリティ。ひいては、芸術のオリジナリティ。

人生のオリジナリティ。

発想のオリジナリティ。

性格のオリジナリティ。


オリジナリティだけが人をきわだたせることを許し、

凡庸という海面からその突端を突き出すことを許される。


数学はそれを妨げるなにがしかです。

数学的に定められたなにがしかは、ある最適を発見してしまう。


水泳において最適化された泳ぎ。

最適化された道順。最適化されたこころ。

コンピュータ。


最適化はネット社会にあふれています。誰もがネット社会にある言葉遣いを選び、

ネット社会を泳ぐ術を検索という統一化された最適に頼る。


最適化が難しい場合もある。

物理的にその変化が無限にゆっくりと進行する場合、

それは最適化される前に、固定化されてしまう。

ガラスなどがそういったものである。


オリジナリティとは何ぞや。


それぞれが個々人の感覚において、最適化しようとした(良く生きようとした)

結果、その変化の過程で、作られているもの。


最適化の基準は、誰か尊敬する人物であり、

その人物に向かって歩いていく。


なんだ。

オリジナリティって、なんだ。



私は、1.5次創作人間に成り下がっています。

たまに1次創作ができる。

誰かからとか、何かからとか、もはや影響を受けたのかどうかも分からない

渾然一体となった創作ができる。

でも、何か、観たり、聞いたり、それで、ぱっと書きたくなって書いた作品は、

だいたい、あとから分かる。やんなる。


ああ、これ、とどのつまり、一番深いところまで潜ってみたら、あれのパクリじゃん。って。

消したくなる。

評価とかしてくれてたりすると、消えたくなる。


今までに、パクリじゃないって、

これに影響受けたって、なしに、

ちゃんと面白い作品は、10もない気がする。


オリジナリティとは何ぞや。


創作はどこから始めないといけないのか。


DNAは5’末端から3’末端へとDNAポリメラーゼの作用で複製していく。

周りには、既にその材料となる分子が無数に浮かんでいる。


DNAは人体を作りつづけているが、世界を創ってはいない。

オリジナリティとはなんぞや。


ほんとうに、ほんとうは、

ほんとうに、

一から、

文化から、

生命から、

なにもかも、創れたら、それがきっとすごいことなんでしょうけれど、


そこを誰かの積み重ねに頼って、

私たちは創作してるんだなぁって、

思うんですよね。

ファンタジーも、ファンタジーの約束の上で生きている。

タイムトラベルもそう。剣も魔法も、現実世界も、そう。

でも、

結局、

その書いた人の、趣味とかが見えるのが、

オリジナリティがあるように見えるのかな、と思ってみたりしています。

あくまで、1.5次創作に収まっているならの話。





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たまには

たまには、あしあと代わりにコメントを。

以前、小説(?)の基本スタイルは数世紀まえに出尽くしているとか聞いたことがあります。

私にとって、唯一比較的詳しい作家である筒井康隆さんは、いわゆる「実験小説」に果敢に挑戦してこられましたよね。

オリジナリティに関していえば、理系の世界は一目瞭然。まともな学会誌などに投稿してみれば直ぐに判明する。文系の分野でもしかるべきところに出せば、しかるべき評価が出るのでは?

つまり、それだけ詳しい人がいると言うこと。

逆に読者の知識や経験がなかったり、本をほとんど読んだ事がなければ、その人にとっては「すべて新しい」のでは?

などと思いました。

世界生存戦略!


コメントありがとうございます。
筒井康隆さんは、確か、実験小説でまったく売れなかったのが過去にあったような・・・(笑)。実験的なだけあって、売れるかどうかも、実験的なんでしょうかね^^;

小説の基本スタイルは出尽くしているというのは、新しいものに出会えていない人の典型なんだと思います。社会が変化すれば、新しい小説のスタイルが生まれるはずです。
「電車男」だって、現代人が生んだスタイルですよね。

でも、とりあえず、思うのは、

その詳しい人に認めさせるオリジナリティがなければ、

結局世の中には通用しないということ、かな



思います。

ネットに台本を登録したりするならば、そのレベルのオリジナリティが必要なのだと思います。
パスワードを書いて投稿すると、おそらく編集できるはずです^^!

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