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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

『ONE PIECE FILM Z』 観ました

なかまくらです。

『ONE PIECE FILM Z』 観ました。

あらすじ

或る島、そこに踏み入る海賊があった。

海軍のマークを逆さに描き、上から貫くように剣(つるぎ)を突き立てドクロを重ねる。

「ネオ海軍」を名乗る組織。先生と呼ばれる人物。

「だめだだめだ。お前らの正義はぬるい。みんなやり直しだ!」

彼の右手には海楼石(かいろうせき)で出来たトンファーに似た巨大な武器がつながれていた。

彼はかつて海軍大将だった男、Zepherであった。

彼はすべての名のある海軍将校を育てた男と言われていた。

彼は自らをZと名乗る。黄猿は彼を「先生」と呼ぶ。

大将・黄猿との熾烈な戦闘の末、Zを殿(しんがり)に島に残し、

古代兵器にも劣らない威力を持つ爆発物・「ダイナ岩」をネオ海軍は手に入れたのだった。

麦わらのルフィ率いる麦わら海賊団は、花見パーティの真っ最中であった。

そんな中、漂流する人間を見つける。・・・それがZと麦わら海賊団の出会いであった。

船医チョッパーの処置によって、意識を取り戻したZは、ルフィらが海賊であることを知ると、

襲い掛かってくる。さらに、ビブルカードに導かれて現れるネオ海軍。

麦わら海賊団は一気に戦闘状態に突入する。

敵のモドモドの実の能力によって、年齢を若返らせられ、子供になってしまうナミとチョッパー。

からくも敵の包囲から逃げ出すも、サニー号は深手の傷を負ってしまっていた。

船の修理のために訪れた島の船大工からZの噂を聞くルフィら。

Zは手当たり次第に海賊を襲っているという。

・・・Zの目的はなんなのか。

麦わら一味は、海列車でつながった隣の島へ情報を集めに行くことにする。

そこで出会う元海軍大将・青雉。

Zは新世界に存在する3つのエンドポイントを破壊しようとしている。

エンドポイントとは巨大なマグマ溜まりであり、それが破壊されれば、

新世界中の火山活動が活発化し、新世界は焼き尽くされてしまうだろう、と。

そして、ふたつ目のエンドポイントであったその島もまた、ダイナ岩によって起爆され、

マグマに飲み込まれていく。

そんな中、ルフィは再びZと戦っていた。

海楼石でできた武器の前に再び敗北するルフィ。

麦わら帽子を奪われてしまう。「・・・海賊が夢なんか見るんじゃねぇ」

ルフィらは、間一髪、島の爆発から逃れる。

最後のエンドポイントは絶対に死守しなければならない。

海軍本部が出動する中、ルフィたちもその島にいた。

すでにダイナ岩の起爆は始まっていた。

Zの前に立ちはだかるルフィ。ルフィが負ければ新世界は終わる。

ルフィは何でもない事のように言う。「俺はただ、麦わら帽子を取り返しに来ただけだ」

Zは問う。「お前にとってこの麦わら帽子はなんなのだ」

ルフィは言う。「海賊王になるための道標(みちしるべ)だ」

シャンクスにかつて言われた言葉。立派な海賊になって、返しに来い。

ルフィは、そうしてここまできたのだ。

ルフィとZの死闘。壊れる海楼石の右手。

行く末を見守る青雉。戦う二人。

覇気を纏い、黒く染まった両腕は、かつて「黒腕のゼファー」と恐れられたその人であった。

ルフィはZを倒す。「俺も歳だな・・・」とZ。

駆け寄る仲間に、「もういい」とルフィ。

「俺も気が済んだ」とZ。

海軍はそこまで来ていた。

Zを殿(しんがり)に、脱出する麦わら海賊団。

Zはそこを最後の死に場所に、力の限り暴れる。

「好き勝手やった落とし前はつけないとな」

Zはそうして散って行った。

かつて、ゼファーがまだ子供だった頃、いじめっ子から友達を守るヒーローだった頃、

ゼファーは自らをヒーローZと名乗っていた。

Zはヒーローになりたかったのだ。


と、

いう

おはなしでした。

で、

感想。

うん。まあまあ面白かったです。

「STRONG WORLD」のほうが面白かったかな。

今回は初の新世界編ということで、そのワクワクが大きかったのですが、

なんというか、・・・余裕がありますよね、みんな。

なんとも楽しそうな海賊です。

それがいいところもあれば、ちょっと・・・というところもあり、

その点、よくもわるくも漫画のほうと一緒でした。

一味が再集結したときのワクワクがうまくその後に繋げられていない。

 

物語としては、ちょっと物足りなく感じてしまいました。

ルフィたちがかっこいいのはいいのですが、ちょっとあざとく見えてしまう(笑)。

大人になってしまったのかなぁ、と少し残念。

Zの人物・・・先生と呼ばれ、海賊を極端なまでに憎む男には、惹かれました。

良いキャラクターでした。特典の「千巻」は、映画の設定資料集みたいなものでした。

その中で構想されるZの動機を見て、

これを映画で見せてくれたらもっと面白かったのに、

と思ってしまいましたが、原作の尾田っち先生からの注釈が。

「あくまで中高生が対象で」 「ルフィ達の活躍を観に来るのです」

と。

作ってる側が一番子供かもしれない。大人の考えはあるけれど、あえて子供になって描く。

そういう映画であり、漫画であるんだろうなぁ、と。

Zが主人公にはなりえないのです。

だって彼はルフィの前に、立ちはだかるから。自由の芽をつぶしに来るから。

でも、好きでした、Zetto先生。

声、エージェントスミスで、めっちゃ強そうだったし(笑)。

ネオ海軍の部下たちも掘り下げればいろいろありそうな感じでしたが、

まあ、そこまで手は回らないよね。ピックアップされていたアインちゃんという女の子も、

活躍もそこそこに退場されました。

 

ところで、途中の島で出てきた家族の台詞がものっすごい棒演技だったんですが、誰だよ(笑)

 

 

おわり。






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