なかまくらです。
「ALL YOU NEED IS KILL」観ました。
トムクルーズ、エミリーブラント。
あらすじ
キリヤケイジは、二等兵である。若者を兵士として戦場へと送り出す仕事をしていたが、送り出される側になってしまったわけだ。
彼は気がつくと、前線基地のアスファルトの上に転がされている。
戦闘経験のまったくない二等兵キリヤケイジは、機動スーツをつけられて戦場に放り込まれる。それは謎の生命体ギタイに対して人類が逆襲をかけた総攻撃であった。
ところが人類は待ち伏せされている。虐殺が始まる中、逃げまどっていたキリヤケイジは、少し変わった一体のギタイと差し違えて、死んだ。
彼は気がつくと、前線基地のアスファルトの上に転がされている。
戦闘経験のまったくない二等兵キリヤケイジは、機動スーツをつけられて戦場に放り込まれる。それは謎の生命体ギタイに対して人類が逆襲をかけた総攻撃であった。
ところが人類は待ち伏せされている。キリヤケイジは気づいた。自分だけがなぜだか知っている。「この攻撃は失敗する! 敵に待ち伏せされている!」キリヤケイジは、口をふさがれ、戦場にたどり着いて死ぬ。
彼は気がつくと、前線基地のアスファルトの上に転がされている。
同じ日が繰り返されていた。記憶だけを遺して同じ一日を繰り返していた。
キリヤケイジは、死を繰り返し経験を積んで比類なき最強の兵士へと育っていく。
あるループの中で、キリヤケイジは、一人の女性兵士に出会う。リタ・ヴラタスキ。
彼女は先の戦闘で英雄となった人類最強の兵士であった。キリヤケイジの戦いぶりをみたリタは、一言。「昨日に戻ったら、私を捜して」そして、爆散する。
リタも、かつて、ループにとらわれ、鍛えられた経験を持っていた。
この戦争に人類が勝利するためには、ループする能力を持つ敵の親玉、オメガを倒すしかないという。ループする能力はそもそも敵の能力であり、この能力で、勝利するまで同じ一日を繰り返す。それが、人類が圧倒的な大敗を繰り返している理由なのであった。
リタは、キリヤケイジを最強の兵士に鍛え上げるとともに、キリヤケイジに、敵の動きのすべてを記憶させる。待ち伏せされているビーチから脱出し、敵の本拠地へと自分がたどり着ければ、オメガを殺せると考えたのだ。何度も何度も何度も何度も繰り返し、そして、キリヤケイジは、いつも初めましてと出会う彼女に対する好意に耐えられなくなっていた。
そして、その日の戦闘から逃げたキリヤケイジは、街を襲うギタイの現実を知る。
ついにはループ機能を失い、しかし、たどり着いたオメガの根城で、キリヤケイジとリタ・ヴラタスキは取り返しのつかない最後の戦いに臨む。
というようなお話。
一言でいうと、めっちゃ面白かったです。こういうの大好き。
このお話、日本の同名のライトノベルが原作なんですね。
そして、この小説を私は高校生のときに読んでいたのでした。
そんな作品がハリウッドで映画化!? 聞いた時は耳を疑いましたが、
なんとも幸せな展開です。
機動スーツは原作では機動ジャケットと書かれており、イメージとしては、アイアンマンみたいな装甲をイメージしていましたが、メカメカしい無骨なデザインがとっても気に入りました。
ストーリーも、何度も何度も簡単に死を選ぶような、死を軽視するような作品ではないのか・・・? と思いそうなものですが、そんなことは全く感じませんでした。むしろ、ループ能力が失われたときに失われるものの大きさに驚かされるのでした。原作と若干設定が変えてあり、原作があまりハッピーな終わりかたではなかったので、ハッピーエンドのハリウッドさんがどうもってくるのかな?と期待していたのですが、もうね、期待以上の終わりかたでした。ハッピーエンドに過ぎず、少し悲しさもある。ただ、タイトルとのマッチ、という意味では、原作のほうが優れているように思います。「ALL YOU NEED IS KILL」―ただ、あなたに必要なのは死なのだ― この言葉は、リタがキリヤケイジに宛てたラストメッセージのようなものとして原作では描かれていると思います。その本当の意味は原作を読んでくださいね^^;。
主役の二人も名演でした。
これは大満足の映画でした。面白かったです。