なかまくらです。
これも少し前ですが、
「コードギアス 復活のルルーシュ」観ました。
コードギアスというのは、2006~2008年にかけて放送された
「コードギアス 反逆のルルーシュ」というアニメのことです。
ルルーシュ・ランペルージは、記憶を封印され、支配された日本(イレブン)として
生きていた。
しかし、ある反乱軍の事件に巻き込まれたことから、
自分と妹が皇帝によって不遇に追いやられていることを思い出す。
この封印を施した能力こそ、ギアスと呼ばれるものであった。
ルルーシュは、逃げる途中で、C.C(シーツ―)と呼ばれる少女とであう。
C.Cは、ギアス教団の教祖の一人であり、不死身の肉体を持っていた。
C.Cの願いは、自分を殺すこと。ルルーシュは契約をし、
他人を支配する絶対順守のギアスを手に入れるのだった。
この力を使い、世界を転覆させ、皇帝を倒し、妹のナナリーと幸せに生きる。
そのために、戦ったTVシリーズでしたが、その戦いの果てに、
ルルーシュは、世界のすべての憎しみを自分に集め、死んでしまうのだった。
・・・美しい! と、当時、絶賛だったラスト。
・・・・・・だっただけに、「え? 復活するの!?」と、驚きを隠せなかった
映画製作の発表でした。
さて、
長い前置きでしたが、今作のあらすじ。
C.Cの不死身の力は一部、ルルーシュに受け継がれており、
ルルーシュの肉体は死には至っていなかった。
しかし、その精神は、ルルーシュが破壊したCの世界に取り残されていると思われた。
C.Cは、ルルーシュの精神を取り戻すために、
ジルクスタン王国にあるギアス教団にゆかりのある遺跡へと向かうのだった。
一方、ナナリーは、平和活動のために、各国をめぐっていた。
その中で、謎のナイトメアフレームに襲われ、スザクとナナリーは攫われてしまうのだった。
C.Cがジルクスタン王国に侵入したころ、黒の騎士団が暗躍していた。
カレン、咲世子と再会したC.Cは、ともに遺跡を目指す。
遺跡の最深部で、Cの世界に侵入したC.Cは、ルルーシュの精神を取り戻すことに成功する。
ルルーシュは、その知略の限りを尽くし、圧倒的不利な状況を打ち破り、
外を包囲するジルクスタン軍を打ち破るのだった。
そして、ナナリーが王国にとらわれていることを知るのだった。
すかさず救出作戦に取り掛かるルルーシュであったが、
ジルクスタンには、不思議な不敗神話があった。
ルルーシュの策は、悉く看破されてしまうのだった。
ルルーシュにはその理由がわからなかった。すべての作に対して先回りされてしまうのだ。
一度はあきらめかけたルルーシュであったが、C.Cから叱咤され、
ある策をひねり出す。それはギアスによる攻撃。
ルルーシュ自身が立案した無数の策のどれかを実行する。
そのうちのどの策を実行するのかは、ルルーシュ自身にもわからない。
それらの策が次々と看破されていく中で、
ルルーシュはある結論に至る。
仲間の信頼と協力もあり、
かろうじて王宮に乗り込んだルルーシュは、最後の2択の勝負に勝利し、
敵のギアスを看破することに成功するのであった。
それは、6時間の時間を巻き戻すギアス。
事がおこったことを見届けてから、6時間を巻き戻して対策を練られていたのだ。
それが、ジルクスタンの不敗神話の正体であったのだった。
ナナリーを助け出したルルーシュは、
しかし、ナナリーと別れ、C.Cと旅に出ることを選ぶのであった。
というお話でした。
なるほどー。面白かったです。
コードギアスとは、オカルトSFアニメなんだな、と再認識するのでした。
絶妙のバランスの上になっていて、とてもわくわくする。
けれども、あとに残るものは少なくて、すっきりとする作品ですね。
昔、鋼の錬金術師の劇場版、嘆きの丘のミロスを観た時のような、
これはこれで、という感覚がある映画でした。
本編の続編のはずなのに、どこにあってもいい感、といいますか。
そんな2次創作みたいな雰囲気のある作品でした。
ただ、物語としてはよくできていて、
観たいものをちゃんと見れた満足感で満たされました。
これでよかったんだな、と思える作品でした。
C.Cに救いがあってよかったなぁ。
というところで、おわり。