なかまくらです。
転勤しまして、進学校におります。
そこで、教員人生で初めて入試問題と真剣に向き合う夏休みが来ています。
そして気づいたのは、全国の大学入試で着々と日常的な題材を取り扱う準備がされているということです。
共通テストでは、波の反射をダイヤモンドのカットの角度で取り上げていますし、
2次試験でも、測定機器を題材にしたりしているようです。
特に、面白いのが、単科大学です。
東京海洋大学では、頻繁に波や海をテーマにした題材が出ていますし、
東京慈恵会医科大学では、心臓を題材にした熱力学のサイクルの問題や、血液を超音波機器で測定するドップラー効果の問題なども出ています。
滋賀医科大学も、人体をテーマにした意欲的な入試問題を例年出題しています。
物理基礎ならできるけど、物理ではちょっと・・・なんて、甘ったれたことを思っていましたが、そうではないのですね。勇気づけられる思いがしました。
物理は骨董品ではなくて、世の中のいろんなものが実は物理的に考えることができるはずなのです。
その面白さを伝えられるように、夏休みは頑張って教材研究をしようと思うのでした。
おわり。