なかまくらです。
「少女終末旅行」観ました。
チトとユーリは、戦争から逃がしてもらって、上層を目指して旅をしていた。
縦に何層も何層も重なっており、どこまで続いているかわからない。
人を見ることはほとんどなく、たまに出会うくらい。
過去の戦争で、記録すらもほとんど失われており、
食料とケッテンクラート(後部に積載が可能なバイク)の燃料を探しながら、
上層を目指していく。
彼女らは、誰もいない世界を明るく旅していく。上層に行っても何があるかもわからないけれど。
お風呂に入ったり、電車に乗ったり、二人でレーションを作ったり、カメラを貰ったり、飛行機を作るのを手伝ったり。
絶望と仲良くなれたら、いいのに。
絵柄から放送時には全然見なかったのですが、
「
メイド・イン・アビス」を見て、食わず嫌いはいかんな、と名作と言われる作品を
探していて、見つけた作品でした。
終わりに向かう短編集で、何か救済があるわけではないのですが、
真面目なチトと蛮勇なユーリのデコボコなふたりの掛け合いが、
どこか詩的で、すごく盛り上がるわけでもないのですが、
最後まで追いかけてしまいました。
面白かったです。