なかまくらです。
ヴィンランドサガ21巻・22巻を読みました。
幸村誠のヴァイキング漫画。
NHKでアニメ化も今度するんですって。楽しみですね。
21巻ですが、ノルド戦役をひたすらしています。
さて、ちょっと作品紹介をすると、
子供のころ、ヨーム戦士団の団長であった父・トールズを失ったトルフィンは、
父を殺した海賊・アシェラッドという海賊のもとで育てられる。
その中で生き残るため、そして、父の仇を討つため、トルフィンは強くなった。
そして、ついにはアシェラッドを討ち取る。
生きる目的を失ったトルフィンは、奴隷になっていた。
その中で、誰とも争わずに生きられる新天地・ヴィンランドを探すようになった。
それが14巻。
さて、そこから気が付いたら21巻ですよ。
あれ、今何を目的にしているんだっけ? と思い返せば、
ヴィンランドに行く資金を得るために、東方の国に商売に行く途中でした。
この巻では、旅の仲間のグズリーズ救出のために砦に侵入するトルフィン。
この砦をめぐってトルフィンを頭目に祭り上げたトルケルと
アシェラッドにトールズ殺害を指示したフローキの孫バルドルを擁立したフローキの
戦いが起こっていた。これがバルト戦役。
この砦に侵入したトルフィンは、仇であるフローキを殺す機会を得る。
憎しみを越え、誰も殺さないことを誓ったトルフィンにとっては
試練の時であった。それをとめてくれたのはフローキの孫バルドルであった。
バルドルを人質に、開門を迫るトルフィン達。(ここまでが21巻)
槍使いのガルムとの決闘に臨むトルフィン。トルフィンはこの男に一度刺されている。
相当な実力者だった。けれども、トルフィンは誰も殺さないことを誓っている。
その誓いを破らずに、ガルムを倒すことができるのか、という前半。
ヨームの戦士団を率いるフローキが敗れる後半。
トルフィンを頭にした軍がトルフィンそっちのけで知らないうちに勝っていたのだ。
トルフィンは、トルケルとの決闘を条件に、
フローキの追放とヨームの戦士団の解散を強行させるのだった。
グズリーズが間に入って、トルケルとトルフィンの決闘はお預けになった。
これで22巻が終わり。
展開が遅いっ!! これ、いったい、どこまで続くんでしょうか(苦笑)。
でも、読み終わった読後感は、いいしれぬ満足感。
誠心誠意描かれたものって感じでした。
答えようのない問い。それに答えてくれる作家さんだな、と思いますね。
でも、戦闘もしてほしい(笑)。わくわくするのでね。
そんなわけで、23巻も待ってます。
おわり。