1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

志願状況が出てきましたね。

なかまくらです。

高校入試の志願状況が出てきました。

相変わらず公立高校は定員割れが・・・と思ったら一部持ち直していました。

しかし、まだまだ厳しい状況。

勿論子供がいないのもありますが、その一方で、

1500人以上が受験している私立高校もあるわけです。

勿論、私立はお金をかけて様々な取り組みをしている部分もあるので、

それはすごいなと思うのですが、

私立高校の授業料無償化の影響がまだまだ大きいということだとも思います。

また、私立高校の入試を先にやり、「専願なら取りますよ」という

青田刈りみたいな文句と、

失敗は絶対したくない!

頑張るのは少ないほうがいい!

という子どもが多くなってきているような気がすることによるのだと思います。


個人的に保護者に伝えたいことは、学力的にその学校で上位になれるのであれば、

私立高校に行くとよいのでしょうが、

そうでなかった場合、甲子園で、特待生がほとんど試合に出ていて、

それを応援するスタンドに入るために何百万円も払っている高校生になることだって

あり得ると知っておいたほうがいいのだということです。


しかも、私立高校は、非常勤講師や講師の割合が高いので、

研修などをあまり受けてきておらず、我流でやっている先生(私もかつてそうでした)

が多く、そして、給料も講師だと安い・・・そういう先生に教えてもらうことに

なることも多いということです。

勿論、それでも、若い先生が一生懸命に教えてくれますし、講師の先生とか関係なく、

私立のほうが、マンパワーが高く、自立している先生の割合が多いようには思います。

それでも、公立に通わせるよりも高いお金を払って、

それでいて、教育の質が伴わないということはあり得るということを考えてほしいな、

と思います。

・・・まあ、公立だってお金うんぬんを除けばそうなんですが。





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あるところにはある

なかまくらです。

糊なんですが、基本液体のりが好きです。

スティックのりって、ちゃんと塗らないと剥がれてくるじゃないですか。

だから、液体のりが好きなんです。


液体のりなんですが、あのメッシュの部分が寿命を迎えて使えなくなるじゃないですか。

詰め替え用とかだと、替えのメッシュもついているのはつまりそういうことで。


じゃあ、メッシュじゃなかったらいいんですよ。

そんなわけで、これ。


穴から糊が出て、両側のへらで伸ばすシステムです。

ミツワという会社の製品なのですが、実はリピート買い。

1つ目も、ぎりぎり現役なのですが、職場で「糊貸して」と言われて、

貸したところ、無理な締め方をしたのか、キャップと干渉してへらの部分が

無残につぶれてしまっているのです。嗚呼。

そこで、買い替えようと探してみたものの、ないもので。

amazonでも見つからないし、楽天市場でも見つからない。

・・・ところが、探し物をやめたとき、見つかることはよくある話で(井上陽水)

100円ショップSeriaの文具コーナーにありました!

即購入!

そんなわけで、あるところにはあるものなんだなぁ、とそういうお話でした。







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【小説】未明

なかまくらです。

物事を学ぶということについて。

小説です。どうぞ。



「未明」

                  作・なかまくら

「おとぉうさん、火が出ないよ」 まだエンキが小さかった頃の記憶だ。時々夢に見る、断片的な情報の羅列。エンキは左側頭部で主張の激しいアホ毛がトレードマークで、まだお父さんとちゃんと発音できなかった。同年代の子供に比べて少し発音が苦手だったかもしれないが、特に問題はなかった。夢の中を見渡せるようになったのは、同じ夢を10回見た頃のことだ。キッチンのカレンダーは10月。何歳かは覚えていない。お母さんはその時、家にはいなくて、お父さんがキッチンにやってくる。ズボンはいつも絵の具がついている。お父さんは絵を描くのが好きで、朝、空が明るくなってから、暗くなるまで絵をかいて過ごしていた。「サンセットがいいんだ。赤なのに、赤だなあとは思わない。何か大切なことを忘れているような寂しさや怖れとか、理由もわからない感情が湧き出してくるんだよ、だから好きだ」お父さんはよくそう言っていた。
「火が出ないって?」 お父さんは、つまみをしきりに捻って、続いて首をひねった。
「おかしいな」 そう言って、火にかけようとしていた鍋のスープをコップに移してレンジでチンした。「少し出かけてくるから、しばらくはこれで対応しなさい、分かったね?」「はぁい」
何も解決してないじゃないか、とは言わなかった。暖かいスープがエンキの手の中にあった。結果としては一緒だった。
しばらく、とはどれくらいの期間を指すのだろうか。カレンダーは自動的に表示内容を11月に変え、12月に変えた。それから、また12月が来て、そして12月になった。それを8回ほど繰り返して、エンキは15歳になっていた。その間に弟が生まれた。母があなたの弟よ、と連れてきた。父は調べたいことがあるからしばらく留守にする、と言って帰ってきていない。
「しばらく・・・」
朝ご飯は、家の中央の柱のドアを開ければ用意されている。それを家族の分だけ食卓へ並べるのはエンキがいつもやっていた。
「お母さん、サン、ご飯だよ」 母と弟を呼ぶ。
「1,1,2,3,5,8,13,・・・」 弟のサンは時折、わけのわからないことを考えている。
「なんだそりゃ?」
「13の次は?」
「分からないけど・・・」
「2つ前の数と1つ前の数を足すと、その数になるんだよ」
「でたよ、足し算、だっけ?」
「そう、算数とボクは呼ぶことにした。だから8たす13は21だ」
「たすというのは、合わせる、ということだろ? 1,2,3・・・20、21だ」 エンキは手の指と足の指を総動員して、最後に1だけ足りない分は首を前に倒して数えて用を足した。
「確かにそうだよ。けどさ、サン。それが一体、何の役に立つんだい?」
「分かんないかなぁ・・・」 サンは勿体ぶってそう言って、「まあ、ボクにも分からないんだけど」そう言って、頭を掻いた。「たださ、役に立てる方法を知らないだけなんだよ」サンは何か遠くのほうを見ているような気がして、エンキはとりあえず、頷いた。
そして、水が出なくなった。
気づいたのは、母だった。サンが、キッチンの水の口のつまみをひねる。サンは首をひねらなかった。
「兄さん」
「なに?」
「なにか硬い、尖ったものがないかな? キッチンの下をこじ開けるよ」
キッチンの戸棚はずいぶんと硬い物質でできていた。庭の木の枝を切って打ち付けた。すぐに折れた。道路に敷き詰められている石畳の欠片を叩きつけてもほとんど変わらなかった。移動式のキャビンを思いっきり投げつけると少しだけ歪む。その隙間に枝を差し込んで、打ち込んで広げていく。蓋の中は、よくわからない点滅を繰り返す色とりどりの光が溢れていた。その中で二つが色を失っていた。その管の伸びている先は、火の口と水の口につながっていた。
「どういうこと?」
「どうもこうもないよ。ボクらは、そう思うことを許されていなかったんだ・・・」
「ごめん、何を言っているか分からない」 エンキは、不安の声を上げた。いや、分かっている。感覚としては分かっているが、それをどう言い表してよいのかわからないのだ。
「ずっと思っていたんだ。これを誰が作ったんだと思う?」
「分からない」 エンキは首を振った。
「これは?」 サンは、食べ終わった朝食のトレイを指さした。
「分からない」
「お母さんは?」
「知らないね。そういうものだと思ってたから・・・」
「そうなんだよ。つまみをひねれば火が出たり、水が出たりする。それは、そうだけれど、そうじゃない。‘火‘とはなんだろう、‘水‘とはなんだろう、ということなんだよ。そしてボクたちは何だろう、ということなんだよ。」
エンキは、ふいに自分たちがひどく小さな場所に閉じ込められているような気がしていた。自分たちの足元がひどく不安定で、それをどうにかする方法が見当もつかないことに気づいた。
「どうしたらいいんだ?」 エンキはサンに答えを求める。
「分からない」
その答えにエンキは落胆する。
「兄さん、落胆するんじゃないよ、こういうときは。ボクたちは問題を見つけた。あとは解くだけなんだ」 サンの声は、決して絶望ではない、と思わせてくれた。むしろ、ワクワクするような、先がどこまでも広がっていくような・・・。
「お前は、何者なんだ・・・?」
「分からない。母さん、ボクはどこからきたんだい?」
「16になるときに話すしきたりなのだけど・・・いいわ。子どもは、まれに朝食と一緒に届けられるのよ・・・」
「そうしたら、俺たちは、こうやって食べているものと何が違うのだろう? 間違えて食べないのはなぜだろう? 食べているものはなんだろう?」 エンキの中からは疑問があふれ出していた。
「ボクは時折、見たことも聞いたこともないことが浮かんでくることがあるんだ。それはボクがどこかから来たから、なんだね。探しに行こう、そのどこかを・・・」
それから、街の中央広場の噴水広場に人々は集まった。噴水の水は絶え、その理由を誰も知らなかった。噴水の像に縄をかけ、引き倒すと、大きな縦穴が現れる。その穴に調査隊を送る。その先頭にはサンとエンキもいた。
サンが言う。次に起こることは何だと思う?
エンキは想像もつかない、という。
サンは、笑う。たぶんね、呼吸ができなくなる。吸っているもの・・・これをサン素と名付けようと思う。これを作る方法を探さないといけない。サンは、いたって真剣な表情だった。
地上では、天の欠片が一つ、広場に落ちたところだった。






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「記憶にございません!」観ました。

なかまくらです。

「記憶にございません!」を観ました。



支持率が2.3%という内閣の総理大臣は、石を投げられて記憶喪失に。

秘書官たちはそれを利用して自分の思い通りにしようと初めは思うのだが、

記憶をなくして、真っ正直な人間に生まれ変わった総理の姿に、

秘書官も、アメリカの大統領も、スキャンダルを狙う記者も、

真摯な思いを取り戻していく。

記憶を失う前にしでかしたことを一つずつ清算し、

いざこれから! というところで映画は終わります。


コメディ映画ですが、一人の男とそれを取り巻く周囲を丁寧に描いた感じの映画でした。

コントとかじゃなくて、演劇っぽい感じ。

楽しめました。三谷幸喜、迷走は少し抜けたのかも?

ギャラクシー街道といい、清須会議といい、微妙だったので。

ただ、テレビでいいかなぁ、という感じもするので、

ザ・マジックアワーとか、ステキな金縛りの頃が好きだったなぁという私は、

そういう作品をまた待ってみることにします。





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今期のアニメは何を観ようかな?

なかまくらです。

冬アニメが順番に始まっています。1週目は忙しいのです。

とりあえず、あらすじを見て、気になったらなるべく多く1話は観るので。

備忘録みたいなもの。

さて。

異世界ピクニック ★★★☆☆
ちょっと異世界? と現実を行き来する。
へんな怪物みたいなのに遭遇していく感じかな?
悪くない。とりあえず、視聴継続。


ゲキドル ★★☆☆☆
舞台の話? 悪くなさそうですが、萌え絵が無理・・・。
切ります。


Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season ★★★
正直なところ、複雑すぎてちょっとついていけなくなりつつある。
ここから面白くなりそうではある。視聴継続。


オルタンシア・サーガ 
10分と耐えられなかった・・・。面白くない。
切ります。


怪病医ラムネ ★★★
変な病気になってしまう患者を救う変な医者の話。
1話は涙が調味料になってしまう人気子役の話。ちょっと対象年齢が低いかな。
話は面白い。でも、切るかも。


怪物事変 ★★★
父親が鬼である子どもと、たぬきの半妖の探偵の話?
怪物がいろいろ悪さしそう。とりあえず保留。2話も見てみましょう。


無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ ★★★★★
はい、きました、なろう系。でも、とても丁寧に作られていて面白い。
無職のニートが意識は持ったまま、異世界に赤ん坊として生まれ変わる。
低予算じゃない(笑)。本格ファンタジーになることを期待。


バック・アロウ ★★★
監督:谷口悟朗、脚本:中島かずき これは観る・・・と臨んだ一話は、
まあまあ。露出度がキルラキル。世界観はだいぶごった煮。
まだ謎が多すぎて、じっくりスタートという感じ。とりあえず様子見。


天地創造デザイン部 ★★★★☆
神様からの要望で新しい生物を考える・・・という業務委託された会社の方々が、
生き物を考える、という形をとって、実際の生き物を紹介していくという
発想の勝利、という感じのアニメ。あまりストーリーはなさそうですが、
楽しめそうです。


たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
 ★★★☆☆
タイトルの通りなのですが、村では平凡な少年が、すごい強いのに、
謙遜しながら過ごす話。面白いけど、うーーん、ありがち?


呪術廻戦
 ★★★★☆
2クール目に突入。相変わらず、熱のある作品。
漫画で展開は知っているけど、見ちゃう。


ワンダーエッグ・プライオリティ
 ★★★★☆
原案・脚本:野島伸司という、謎の作品。
野島伸司といえば、「家なき子」(といっても見たことはない・・・)とか、
ドラマの人ですが、アニメ脚本に挑戦とのことです。今のところおもしろそう。
電脳コイルとかみたいな地味な名作の予感。


俺だけ入れる隠しダンジョン
 ★★☆☆☆
低級貴族の少年が、無難に職に就こうとしたら、上級貴族に横取りされてしまい、
英雄を育てたりする学校に入学しようとする話。その過程でものすごいスキルを
習得してしまってやったぜ! という感じなのですが、ゲームっぽくてリアリティが
足りず、うーんという感じ。





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