なかまくらです。
「28 1/2 妄想の巨人」見ました。
押井守監督の「鉄人28号」の舞台を見たので、
その制作ドキュメンタリー的な映画(?)です。
芝居の稽古風景をスチールカメラマン小林を通して見させてもらうという映像作品?
として淡々と進んでいくのですが、
終盤、小林は舞台上に正太郎少年を見たような気がする。
そして、「正太郎少年」を見たといった押井守も稽古に姿を見せなくなる。
そして、公開ゲネが終わり、
押井守とゆかりのある業界の著名人たちが見て、
酷評をしていく。
「いったことが現実になる時間がある」
小林は、舞台の下に車を見つけ、それに乗り込んで街へと繰り出す。
するとそこに鉄人がいて、それを飛ばすのだった。
という最後だけファンタジーという映像でした。
押井守の自虐的な作品でした(笑
最後、押井守が失踪するのは、金田正太郎少年が失踪するのに重ねているのでしょうね。
ただ、正義とは何かとか、そんな難しいことは考えてないんじゃないかってくらい
の感じの映像でした。
カメラマン小林の表舞台に立ちたい願望も満たされて、物語としては決着がつきまして。
まあ、単純に制作ドキュメンタリーとして楽しめました。
おわり。