なかまくらです。
「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」観ました。ネタバレ注意。
レオナルドディカプリオとブラッドピットが共演。
監督がクエンティン・タランティーノ。
なんか面白そうだぞ、と、周りからの評価を聞いて終映直前に観に行ってきました。
あらすじ
リック・ダルトンは、かつて流行ったTVスター。
西部劇で一世を風靡した。しかしそれから15年。
彼は悪役ばかり。ヒーローではなくなっていた。
クリフは彼のスタントマン。腕は一流だったが、妻を亡くし、風評を買っていた。
落ち目の彼らの家の隣に、
絶賛売れっ子のポランスキー監督と、新妻で女優のシャロン・テートが越してくる。
リックとクリフは仕事仲間であると同時に、深い友情で結ばれていた。
彼らは、仕事をこなしていく。
ある現場で、リックは共演者の8歳の少女と話す。
前日は朝までアルコールを飲んでいて、その日の体調は最悪だった。
少女は、「最高の演技をするために、昼ご飯を食べて感覚を鈍らせたくないの」
などと言って、本を読んでいた。
「あなたはどんな本を読んでいるの?」 と少女に聞かれ、
年を取った馬の調教師が、昔のようにいかず、ダメな自分を受け入れていく話なんだ、
と言いながら、感情があふれだしてしまう。
リックは、その日の午後、最高の演技を見せた。
一方、クリフは、ヒッピー(肌を多く露出させて、女性も自由でいいのだ、という主張で生きる若者)の女のヒッチハイクを受けていた。
昔、西部劇を撮った牧場は、ヒッピーたちが多く住んでいて、異様な雰囲気だった。
クリフはそこで、ひと悶着を起こしてしまうが、からくも事なきを得たのだった。
彼らは、その後、イタリアでの主演映画出演を決意し、4本の映画を撮った。
リックは結婚。
戻ってきたら、リックとクリフは別々の道を行くことに決めた。
1969年8月9日。
その、戻ってきた日のこと。リックとクリフは、潰れるまで飲んで、家に戻ってきていた。
一方、ヒッピーたちは、ハリウッドの金持ちを殺してしまおうとしていた。
ヒッピーたちはやってくるが、リックとクリフによって、返り討ちにあう。
そして、シャロンテートはリックをお礼を込めて、家に招くのだった。
・・・というお話でした。
こうやって書くと短いのですが、実際には160分もありました(笑
長い! 車で走っているシーンが結構多かったのですが、
なんでしょうね。雰囲気で観れちゃう映画でした!
この、ヒッピーの襲撃ですが、実際にあった事件のようです。
上司に、この部分、予習しといたほうがいいよっ! と言われ、
先にパンフレットを購入&熟読・・・!
それが功を奏し、ああ、これがこうなっていくのか・・・いや、どうなるのか??
とハラハラしながら観ていました。
実際の史実では、シャロンテートは殺されてしまうのですが、
リックとクリフという本当は存在しない人物たちによって、映画では助けられるのです。
タランティーノ監督といえば、スプラッタなシーンが入ってくることで有名!
だから、派手に殺されちゃうのかしら!??
と思っていたので、かなり安心しました(笑
ラストのリックが招かれていくところも、西部劇ばかりだったリックが、
新しい時代の仲間入りしていくことを暗示しているような気がして、
それは彼らの未来を照らしているようでもあって・・・
なんだかすごく救いを感じる終わり方でした。
これは、映画館で観てよかった・・・。
素敵な映画でした。
おわり。