なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
理学的に「真理の探究」なんて言ってもダメでしょうね。ならば、実学的に、医学の発展には生物学はもちろん、化学(薬学)も物理学(診断機器)も必要、とか。
>Suzukinokeiさん
ダメなのはたぶん私の力不足です・・・。
理科=数学! 計算! 分からん!
って、思わせたら負けなんでしょうね・・・。
まあ、実際、数学・・・というか、推論の学門だと思うので、
論理的思考、というやつがだいっきらいな子は困りますよね^^。
必要は発明の母であるわけですね~。
なんで理科を教えるのか
とても答えづらいです。
個人的にはいろんな自然現象が論理的に説明できるだけで、興味深いのですが、それでは理科嫌いの子には面白さが伝わらないと思います。
昨日の朝日新聞に寺田寅彦さんの言葉で、「 科学はやはり不思議を殺 すものではなく、不思議を生み出すもので ある。 」という言葉が載っていて確かになぁ。と思わされました。完全に理解できなくても生徒が「なんで?」と思ったことを評価してあげるだけで、科学に触れることができてると思います。(生徒の疑問を理解まで持っていけるならそれはもっと素晴らしいことだとおもいますが。)
『女子中学生の小さな大発見』っていう本を半年前ぐらいに読んだのですが、中学生が疑問に思ったことを自分なりに調べて、それをそのまま載せている本でした。正解につながる発見ではないものの着眼点が面白かったり、調べ方がおもしろかったりして、中学生が身の回りでどんなことに興味を持っているのかよくわかる本でした。
同時に、生徒がたくさんの疑問を発表して、交流できる環境をつくっている著者である清邦彦先生はすごいなと思いました。
ぼくの考えでは、理科教師の仕事は、「世の中は、こういう法則で成り立っているよ」というよりも「世の中は、どれをとってみても不思議だね」ということを伝えることじゃないかなと思っています。
好き放題書いてm(__)m
いつも楽しく読ませて頂いてます。
>にしかわさん
なるほど。
「どれをとっても不思議だね」というところは一番パッと目を引くところだと思う。
BTB溶液の色がパッと変わったりしたらすごい。でも、よく考えたらなんでかは未だに知らない(←調べろよ)。
一年間2~3単位の授業でその瞬間をつなぎ合わせていけたらすごいのかもしれないけれど、それはひどく表面的な気がする。私の学部は一見そういうところだったけれど、それでも、学問として、体系立てようとしていたと思う。
BTB液に酸性のものを入れると黄色くなって、アルカリ性のものを入れると青くなる。酸性とアルカリ性の違いは、アルミとか金属が溶けるかどうか。で、金属が溶けるのは、水素イオン濃度が違うからで、水素イオン濃度が違うとなんで金属が溶ける(或いは溶けないか)というと、金属のイオン化傾向が違うからで、イオン化傾向が違うのは、電子殻の電子配置が違うからで、そもそも電子殻というのは~~、で、電子というのは~~~、と、掘り下げれば、掘り下げるほど、”新しい語句”が次々出てくるね。生徒がその語句が出てきたときにどう思うかが難しいところ。「えー、結局暗記科目かよ」って、思われたら、理科嫌いは増えると思う。でも、なんとなくすんなり入っていったら、そこで嫌いにならないんだと思う。
何が言いたいかというと、要は、「なんで?」を探究するためには、いろいろと予備知識が必要だってことで、それをひとつひとつ、おぼえろ~~~って、教えてしまうとやっぱり大部分の子が理科が役に立たん! つまらん! って、なるんだなということを感じるということです。
でも、基礎って大事よね、と、
最近高校1年生に割り算の復習をしながら思います。
あと、余談ですが、40人を一斉に評価するのって、すごい難しいなって、よく感じます。問題演習などの机間指導で教えると生徒の個性が見えてきて、ふむふむと思うのですが、なかなか全体を回りきれないという・・・。
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