なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
もうひとつ記事を書きます。
進路選択の話。
私ね、高校のときは、SF作家に憧れてたんですよ。
ただ、なりかたとか、よく分からなかったし、「応募」するとか、そんな実力がないのも分かってたから、いろいろ小説は書いてた。
とりあえず、県のコンクールか、高校生の文芸コンクールで優秀賞とれたら・・・って思ってたら、高校時代は終わってしまいました。南無三。
大学受験をしまして、運良く面白そうなところに入れまして、文芸サークルはオタクのオーラを放ってたので、忌避しまして、遠回りもいいだろう、と演劇を始めたのでした。小説はずっと書いてました。
まあ、勉強、覚えるのは嫌いですが、新しいことを知るのは好きなので、雑食にいろいろ学びまして、いろいろな小説を書きました。評価されるのが嬉しくて、台本も書くようになりました。
大学3年とかになって、就職をどうしようか、という頃になってきて、えっ、うーん・・・となりました。
昔から先生になりたいなぁ、とも思っていたので、
先生か、それとも、作家か・・・。
作家になるほど、自分に才能はないだろう、と思っているところがあるし、
才能というのは、つまり書きつづける力のことです。今24才。80まで生きるとしたら、あと56年。書きつづけられるの?
不安です。
で、今になって思うのです。
選択肢があるから、流れる。もし、私がもっと阿呆で、大学も無名のどっかの地名のよく分からん大学で、教員免許なんて持ってなくて、でも、工場とかはいやだなぁ、なんて思っていたら、バイトしながらでも、原稿書いて、応募する、なんて生活をしてたのかなぁ、なんて。幼なじみに、そんなやつがいますし。時々そんな生き方が羨ましいと思ったりもするし。ところが私は、ヘンによく勉強したから、大学卒業して職がなくてフリーターになるなんて許せない自尊心が生まれちゃって、選択肢を消しちゃったんじゃないかって。他の奴よりも頑張った。頑張ったのに、それでいいの? と思うんだと思います。それは罠だ。でも、悪い罠ではないんだと思います。
それもひとつの選択肢。いつだってどこかでこうなるってわかってたし、分かった上で、それを選んできたんだと思います。
でも、まあ、そういうことだよね。
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