人間失格 読みました。 読書 2012年02月06日 弱虫は幸福さえおそれるものです。 人を信じられず、お道化で世を歩いてきた葉蔵という人物の半生。 周りには本当には誰もおらず、独白のような手記が延々とあるだけでした。 それは、手記だからというよりは、まるで手記にお道化を書いているひとりのようでした。 みんな迷いなどはどこかに潜めて生きているように私には見えますが、このお話に描かれているそれは時代の性にしてはいけない、人間の形であると思いました。 [0回]PR