なかまくらです。
次回作の思案中です。
「目を開けているのに行く先が暗闇なのは、本当は目を閉じてるから?」
そんなお話を書きたいと思っている私は、現在トンネルの中って感じ。
トンネルの中っていうのは何かの比喩で、本当の私はトンネルなんてものの中にはいないのに。
ーーーー
物書きには2種類いると思うんですよ。
自分のことを書く人と、他人のことを書く人。
他人のことを書く人は、人の痛みが分かる人間だと思う。
私は、他人のことなんてわからないから、私から見た他人しか書けない。
私の事しか書けない。首を絞めないと苦しいことがないと小説にならない。
苦しすぎても小説にならない。ああ、苦しい。
他人のことを書ける人をうらやましく思うかと言うと、そういう問題でもないから、
黙って自分の首を絞めて、自分を見つめる。
少ない空気に酔っ払いみたいな脳みそが働きを始めて、
自分の苦しさを見つめたときに、何かが生まれるんだろうな。空は自由に飛べないけれど。
目は開けているつもりなんだけど、
そんな物語を思いつく。
物語なのかどうかも分からない、どこかで見る風景。