なかまくらです。
2.5次元舞台って、あんまり入り込めないことが多いのですが、これは面白かったです。
舞台「四月は君の嘘」観ました。配信です。
あらすじ
ヒューマンメトロノームとも揶揄された正確無比なピアノ演奏で、
数多くのコンクールで優勝してきた天才ピアニストの有馬公生(ありまこうせい)は
ピアノの先生であった母親の死をきっかけに、
ピアノの演奏をすると、ピアノの音が聞こえなくなるようになっていた。
幼なじみでソフトボール少女の椿やサッカー少年の渡と、ピアノのない生活を過ごしていた。
ある日、公生は同じ年のヴァイオリニスト宮園かをりと出会う。
かをりは公生の世界を再びカラフルに色付けてくれる。
かをりはヴァイオリンコンクールのピアノ伴奏に公生を指名する。
弾けない公生は、かをりとのセッションの中でピアノを弾く意味をもう一度見つける。
友人、ライバル、恩師が公生を待っていた。
公生は、一回り大きくなって、戻ってくる。
しかし、宮園はひとつ、嘘をついていた。その嘘が、公生を救った嘘だったとしても。
彼らの青春は思ったり思われたりして、大きくまわっていく。
というようなお話でした。
音楽を舞台にするって、難しい。
難しいというのは、どう表現するか、それが観る人に受け入れられるか、
というところで、入り込めるかが変わってくる。
この舞台では、演者と別に、演奏者がシンクロするように演奏する。
その演奏の表情が感情によって大きく変わる・・・。
演奏にも引き込まれて、モノローグが引き立てられる。
そんな素敵な相乗効果を生み出していました。
登場人物もみんな良い子達で、悪者を出さなくても、
こんなにも引き込まれる素敵な物語が生み出せるなんて!
そんなお話でした。
おわり。