なかまくらです。
呉高専演劇部 令和三年度大会作品「段ボールの上でプリントを書くと穴が空く」観ました。
YouTubeで偶然、出会いまして、タイトルが面白そうだったので、見始めました。
https://www.youtube.com/watch?v=wSnjCjIZ2wk
そうしたら、なかなか面白かったので、記録を。
あらすじ
上島さんは、学校に行けなくなっていた。
進路に向かう同級生において行かれるような気がして。
学校にはお母さんの声真似をして、欠席連絡。
学校の時間に、行き場所もなくて、公園へ。
そこに、田所くんがいた。彼は段ボールの机で勉強をしているという。
ふたりは公園を学校に見立てて、ごっこ遊びみたいに勉強をする。
あるとき、上島さんは、田所くんが高卒認定試験を受けて大学へ行くことを知る。
自分だけがまたおいて行かれる・・・。
田所くんが学校へ行けなくなった理由を知った上島さんは・・・
「自分に何ができるかではなくて、自分がしたいことをできるようになろう」
上島さんは、田所くんの学校を手伝いたいと思うのだった。
というようなお話でした。
コメディでした。
二人芝居でしたが、エネルギッシュに舞台上を動き回って、
物足りなさとかは感じない、楽しい舞台でした。
田所くんがどんどんネタを振って、上島さんが突っ込んでいくスタイルで
振り回される上島さんが楽しそうで、だんだんと心が緩んでいく様子は、
観ていて心温まりました。
警察が出てきたりとか、親が出てきたりとか、
社会が壁になって出てこないところが、良かったです。
そういうありがちな展開になったら嫌だな、と思いながら観ていたので。
たぶん、こういう問題って大きな解決はできなくて、
そういうちょっとフワッとした居心地の良い場所が必要なんだろうな、と
思います。そこで、壁がどーーーんと現れたら、たぶんへにゃっとあっさり折れてしまう。
そういう感覚があって、それを大切にしているお芝居だった気がします。
面白かったです。
おわり。