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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

LUCY 観ました。

なかまくらです。

LUCY 観ました。



あらすじ

ルーシーは、知り合ったばかりの男にクスリの受け渡しを押し付けられ、

そのまま組織にクスリの運び屋にされてしまう。

運ぶ方法は、クスリの入った袋を切開した体内に埋め込むという方法。

ところが、道中、腹を蹴られた拍子にクスリが漏れ出してしまう。

ルーシーは、クスリの影響で苦しみだす。

そして、壁を垂直に登り、天井に張り付きながらもだえ苦しむ。

収まると、ルーシーの脳は、人間の脳の活動量を超えていた。

とある博士は、人間の脳が10%しか活動していないということについて、

演説をしていた。では、脳が100%活動したらどうなるのか?

それは、想像がつかないと答える。

ルーシーの脳が20%の活動に達すると、彼女は、自分の肉体をコントロールできるようになる。


自力で脱出し、病院で、クスリを体内から摘出する。

そこで、24時間以内に自分が死に至ることを知る。

では、どうするべきか。

自分は何をすべきなのか?

ルーシーは、脳の活動に関する専門家として博士に連絡を取った。

博士の答えは、それを伝えることが、生命の目的だと答えた。

ルーシーは、生命を維持するために、残ったクスリをすべて回収する。

ルーシーの脳の活動量は次第に高まっていき、

自分の姿形を変えたり、人を自在に気絶させたり、見えない壁を創ったり、物体を浮かび上がらせることができるようになっていた。


それから、博士の下を訪れる。

彼女は、残ったクスリをすべて投与して、脳の活動を100%にまで高める。

そうして、彼女は、宇宙の起源にまでさかのぼっていく。

その途中で、一匹の類人猿に出会う。

彼女の名は、ルーシー。最古の二足歩行をしていたといわれる類人猿につけられた名。

彼女に触れてルーシーはビックバンの瞬間へと近づいていく。

現実世界のルーシーの肉体の周りには、物質があふれ出し、

次世代型のコンピューターを生成していた。

コンピューターはやがて、ひとつのUSB端子を博士に渡し、崩れ去った。

後には、ルーシーの影さえ残らなかった。


そんなお話。

タイトルにもなっているルーシーというのは・・・・wikipediaによると、

++++
アウストラロピテクスのルーシーは、1974年11月24日にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された318万年前の化石人骨である[1]。アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の中で最初期に発見されたものの一つとして、また、全身の約40%にあたる骨がまとまって見つかったという資料上の貴重さから、広く知られている。
++++++


んーーーーーー。

んーーーーーーーー・・・。

なんというか、微妙でした。

アクションはまあ面白い。

設定は抜群の面白さで興味を大きく引いたわけです。

人間の脳が活性化されたらどうなるのか?

そして、主演のスカーレット・ヨハンソンは、

2006年に世界でもっともセクシーな女優に選ばれたらしい人で、

そう、なかなかセクシー。アクションはパワフルだったしね。

ちょっと擦れている感じなんかも、いい感じ。

モーガンフリーマンの無駄遣い、またあなたですか?最近よく見るなぁ^^;笑

も、いい演技。

が、

これは、SF映画なのだろうか? それともファンタジー映画なのだろうか?

という、ちょっとした肩透かし感が否めない作品でした。

プロメテウスを観に行ったときに感じたのと同じ感じ。

プロメテウスのキャッチコピーは、「人類の起源」だったと思うんです。

ところが、ふたを開けてみると、宇宙生物パニックものだったわけです。

そういう感じ。

つまりまずね、

人間の脳が活性し、活動量が20%、30%、40%と上がっていくにつれて、

人知を超えた能力を獲得していくわけですが、

・ 自分の肉体を完ぺきにコントロールできるようになる  → わかる。
・ 肉体を組成する細胞をコントロールできるようになる  → まあ、許せる。
・ 電磁波が見え、自在に操れるようになる        → わかる。
・ サイコキネシスが使えるようになる          → な、なるほどね?
・ 時の流れを自由に脳内で眺めることができるようになる → ま、まてい!

ちょっと、獲得できる能力が許せなくなってくるわけです。

なんというか、人間にはきっとそんな力はないんですよ。ちょっと、むちゃくちゃになってくる。

と同時に、物語の設定の問題もあって、だんだん主人公ルーシーの人間性が希薄になって、

戸惑いとかもなくなっていく。

すると、もはや、観客は置いてけぼりぼりなんですよね!

そして、ルーシーは時を超えて世界と同一化する・・・。

哲学なんですね、これはきっと哲学なんだ。

ただ、理解不能だ^^笑

哲学はよく分からないものなんでしょうが、ちょっと、納得いかない感じ。

アクションは良かったが、SF映画としては、期待外れ、という感じでした。

ルーシーが、20%のところで、母親に「愛してる」って電話するところは良かったなぁ。

なんというか、人類の救済じゃなくて、

ルーシーの救済が欲しかったなぁ、

という観客の気持ちでした。


おわり。









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