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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

                      
なかまくらです。

「GIVER 記憶を注ぐ者」観ました。DVDにて鑑賞。


あらすじ。

記憶を消去することで、人類は完ぺきに平和で平等な世界を作り上げていた。

しかし、その世界の中で、一人だけ、過去の人類の栄光と過ちの記憶を持ち続ける

役割を背負う人間が選ばれ、受け継がれていた。

記憶を受け取る人間の役割は、”記憶の器(レシーバー)”と呼ばれた。

レシーバーとなった主人公の青年ジョナスは、過去の記憶を知るにつれ、

現在の世界は、喜びや色彩、愛を失った間違った世界だと考えるようになる。

あるとき、記憶の境界線と記された地図を見つけたジョナスは、

その境界線を越えることで、封印された人々の記憶が戻るのではないかと考え、

規則を破り、理想郷から脱走を図る。

そして、地図にある記憶の境界線を目指すのだった。


・・・というようなお話でした。

初め、モノクロの映像で展開して、なんだなんだ、と思っていると、

レシーバーになって、彼の世界が段々と色づいていきました。

色彩は、きっと感情の起伏に大きな影響を及ぼしているんだろうなぁと、納得しました。

色づいた世界で、ジョナスには、恋人がさぞかし魅力的に見えたんでしょうね。

恋人の存在が、ジョナスに、人間の過ちの記憶に耐える力をくれるのでした。

まあ、終盤までひとつのドラマとして、ある意味平坦な感情で見ていたのですが、

終盤、理想郷から脱走するシーンが迫る中、

記憶の伝達者(ギヴァー)は、「勇敢な君に強さを伝える」

そういって、いくつかの断片的な記憶を伝えるシーンがありました。

その記憶とは、人間が、パラシュートを背負って崖から飛び降り、

犬ぞりで雪原を探検し、川を下り、荒野を疾走し、

火をおこし、

戦車の列の前に立ちふさがり、軍の圧政に市民は立ち上がり、平和を勝ち取っていく

そんなシーンが流れました。

それこそが、

人類が忘れてはいけない人類の持つ強さなのだと、

この映画はそう伝えようとしているように感じて、大きく心を揺さぶられました。

ラストシーンで、地図に描かれていた塔を越えると、

理想郷に一気に記憶が戻ってくるのですが、これは、ちょっとご都合主義的で

イマイチな感じでした。

原作の児童文学でどんな描かれ方をされていたかはわかりませんが、

記憶が失われてからどれくらいの歳月が経っていたのか、

初めに、記憶を封印しようとした人々はどこへ行ってしまったのか、

など、疑問が多く残されてしまいました。

でも、きっと、いつか、封印した記憶を解放する日が来てもいい、と考えたから、

塔を作ったんだとは思います。それこそ、境界を踏み越えた人間が、生きていける

強さを取り戻すようにするために・・・。

でもまあ、組織の構造として、また、映画の構成として、

理想郷の創始者の一族の存在はあるべきでしたよね。

そうすると、ラストの展開に対する思いも変わっただろうに、と思いました。

また、最後の最後に、記憶の中にあったクリスマスを迎える家が雪の中に突如として

出現しますが、最後のジョナスのセリフとも相まって、感じるのは、

ジョナスの死なんですよねぇ・・・

たぶん、そんな家は、現実には存在しなくて、

ジョナスの死の直前に観た原風景なんだろうなぁと、思ったのでした。

まあ、途中突然の凄い感動ポイントがありましたが、

あとは、まあ、ふつーって感じの出来でした。

おわり。

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