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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「僕だけがいない街」観ました。

なかまくらです。

「僕だけがいない街」観ました。



あらすじ

藤沼悟には不思議な現象が起こる。

身の回りのどこかで事件が起ころうとするとき、

その時間が繰り返されるのだ。

何度も何度も。その事件が解決するまで。

藤沼悟は、これを”リバイバル”と呼んでいた。

ある日、藤沼悟の母親が殺される。

なぜ、母親は殺されたのか?

起こった”リバイバル”で戻った先は、なんと小学生であった。

およそ20年の時間の戻った先で、出会ったのは、

当時、誘拐され、殺された雛月であった。

悟は、母親を助けるために雛月を助けることを決意する。

何度かの失敗ののちに、雛月を助ける。

しかし、それだけでは未来は変わらなかった。

誘拐の真犯人を捕まえなくてはならなかったのだ。

悟は、真犯人を捕まえるために再び動き出す。

しかし、真犯人は狡猾な罠を構え、悟を待ち構えていたのだった。

八代先生に殺される瞬間、現代に戻った悟は、母親が殺されるきっかけとなった

誘拐事件の現場に現れ、八代先生を止めようとするが・・・。


そんな物語でした。

これは、実に緻密に組まれたサスペンスでありました。

面白かったです。

起こる事件を回避しようとしても、事件の本質を変えない限り、

些末が変わるだけになってしまう。そんな試行錯誤と、

悟と雛月の危機にドキドキ・ハラハラしっぱなしでした。


結末はタイトルからなんとなく予想はついていましたが、

まさに、そうなるとは・・・なんだか悲しい結末でした。

彼のおかげで、みんなは幸せになりましたが、

僕だけは、そこにいないのだ、という。

こんな話がそういえば昔あったな、なんだっけな、と、

思い返してみると、そうそう、「ペイ・フォワード」という映画があったんですね。

それを思い出しました。

周りを幸せにしたけれど、自分だけは幸せになれない。

そんな純粋に嫌な後味ではなくて、なんだか、悲しい感じの後味がする。

そんな影響を受けたのかなと思う作品でした。


藤原竜也演じる藤沼悟もまあ、悪くなかったですが、

それよりも、少年時代の藤沼悟がすごく良かったですね。

大人びた子どもって感じの演技。

あとは、有村架純ですね。いやあ、有村架純、いいですねぇ・・・!

すごく自然な演技。ビリギャルの時も思いましたが、好きだなぁ、これは好きですわ。


まあ、そんなわけで、とても面白かったです。

おわり。





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