前作で地球に残された宇宙のテクノロジーを人類は解明しようとする。
また、水を操る能力を身に着けたユリヤの謎を解明しようとする。
その能力は、宇宙の文明をも脅かしかねないと判断され、
宇宙文明のAI(ラー)がユリヤの抹殺に動き出す。
それを阻止するために再び現れるヘイコン。
ラーは人類の無線通信を乗っ取り、身を潜めるユリヤを追い詰めていく。
スマートフォンによる通信を乗っ取られ、大切な人が死んだことにされ、
そのテロリストとして、ユリヤが狙われる。
リポーターのフェイク動画がTV画面を乗っ取り、ユリヤを探し出そうとする。
それでも、見つけられなかったラーは、宇宙文明のテクノロジーを発揮し、
都市ごと水の中に閉じ込めようとする。
高さ200メートルもの水の牢獄の中が水に満たされていく。
ヘイコンが頼りにしていた宇宙船のAI(ソウル)もラーに鹵獲されてしまう。
絶体絶命の中、それぞれがユリヤの命を救うために動く。
ユリヤをかばって撃たれる元彼のチョーヤ。
それでもどうにもならなくなったとき、ユリヤの水を操る能力が開花する。
ラーの宇宙船を水で押し戻し、それを核爆弾が攻撃する。
都市は救われ、ユリヤは死んだ・・・ことになっていた。
しかし、その実、彼女は見知らぬ国にいた。
そこに隠されていたヘイコンの宇宙船で二人は、
誰もおってこない、宇宙のどこかの星へと旅立つのだった。
というお話でした。
前作に続いて、Youtubeの無料配信で視聴しました。
AIに侵略されたら・・・というあるあるな展開でしたが、
AIが宇宙人のものというのが新しい視点。
そして、確かに、人類の技術でもAIが発展したらできそうな危険が満ちており、
軍の命令の音声が書き換えられたりするようなそういうことって起こりそうな
現実感が満ちていました。
最後、尺が足りなかったのかもしれませんが、
勘違いから、ユリヤを殺そうとしたイワンのその後が描かれていなくて、
なんだかモヤモヤ。彼は一体どうなったんでしょうね。
そして、彼の家族は・・・。
それに、都市に凄まじい被害がでたけれど、その後は描かれず、
ユリヤのその後だけ、というのもうーーんという感じ。
と、いろいろ言ったものの、
全体としては、たいへん楽しめました。