なかまくらです。
The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~ 読みました。
文庫版になっていたんですね。
著は乙一。
あらすじ
漫画家の岸辺露伴は、ある日血だらけの猫を追い、奇妙な事故に遭遇する。
家の中で交通事故にあったという。一体どうやって?
女は長らく閉じ込められていた。そこはビルとビルのはざまで、
遠くに見える街道からは隔絶されていた。助けを呼ぶこともできたが、
両親を人質にとられていた。
蓮見琢馬には生まれてからのすべての記憶を本の形で蓄積するという能力があった。
さらに、その本の文面を読ませれば、その内容を追体験させることができる。
彼は、その力を使って復讐を試みる。
まあ、そんなお話です。
原作のジョジョは未読で、アニメは見ました。
大人気らしいですね。
そんなジョジョ外伝的なこの本ですが、
一冊の本としてちゃんと面白かった。と言う印象でした。
ちゃんと地に足がついている。
閉じ込められた女の話。犯人探しの過程、その能力の全容。情報の見せ方が巧みで、
ぐいぐいと引き込まれました。ジョジョ、という世界とは別に。
ジョジョ本編にも出てきたのだろうキャラクターたちも味付けが濃くて楽しめました。
ただ、原作ファンにはどうなんだろうな?というところもありました。
それは、仗助の髪型に迫ろうとした件。
そういう原作で語られそうで語られなかったような、そういうことに触れないで、
ただの番外としてやってくれたほうが、安心して楽しめるような?
そんな風には感じました。おわり。